tairoの徒然日記

心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書く日記

民度=○○?

民度がどうとかって最近よく聞きますが、

それっていったい何を示す尺度なんだろうって、

ふと思ったんです。

 

皆さんは、民度 って何を示してるものだと思いますか?

 

私には意味・定義がよくわからないので、

あえて辞書やネットで調べずに、

具体例から考えてみることにします。

 

・人がかろうじてすれ違えるほどしかない幅の歩道を自転車で通る

・自転車が車道の右側を走る

・人間が車道の左側を通る

・自転車は並走

・店の前で嘔吐

・夜道を複数人で大騒ぎ

・駐輪場がテトリス状態

・コンビニを駐輪場代わりにする

・他人の自転車のカゴにごみを捨てる

・車が水たまりをよけず、通行する人に水をかける

・夜道でやたらカップルがいちゃつく

・駐車場を車が爆走

・赤信号で動けない交差点に無理やり車を突っ込む

・店に無許可でストロボ撮影

 

さて、こんな人たちが住む場所の民度はどうでしょう?

もし、低いと思ったのであれば、私と同じ認識ですね。(嫌かもしれませんが。)

 

ここで挙げた一例は、私が体験、もしくは見聞きしたものです。

 

と、まぁこんな感じで 民度” についての認識を共有できたわけですが、

私には新たな疑問が噴出しました。

 

それは、民度 という言葉は、

人間に対して使うのか

地域・居住地に対して使うのか

という疑問です。

 

私は、先ほど例を列挙する際、

「こんな人たちが住む場所の民度

という表現を使いました。

つまり地域に対して使ったのです。

 

一方で、例示したような行動をとる人を見て、

民度低いな」

なんて口走ることはありませんか?

それはつまり人間に対して使ったということになります。

 

意味や定義が不明確な言葉は

使いやすいようで使いにくいですね。

 

この世の中、時代が移ろうにつれ、

新たな言葉も生み出されていきます。

そうして生み出された言葉は、

人が見様見真似で使うことで伝播し、普及します。

意味・定義より、使い方が先に伝播するのです。

 

"マジ卍" や "エモい" なんてのがいい例でしょう。

 

"民度も最近生まれた言葉でしょうね。

だから正しい使い方を知る人が少ないのです。

 

もちろん、正解が1つとは限りません。

この言葉は、どちらに使っても正しいのかもしれません。

 

ただ、どこかで聞いただけの言葉を

何も考えず、不用意に使ってしまうのもいかがなものでしょう。

 

自分は果たして本当に正しく日本語を使えているのか

自分は間違った日本語を使っていないか

 

そんなことを時々考え直してみるのも、いいのではないでしょうか。