tairoの徒然日記

心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書く日記

火気厳禁

 私は負の感情を表に出すことをあまり好まない。そのため、それを内に溜め込むことが多い。しかしながら、最近はそれでは収まらないほどの負の感情が湧き上がってしまっている。原因は既に判明している。「人間関係」である。私も、ようやく現代人的な悩みを持てるようになったかと若干喜ぶ一方、それがストレスとして私を強く苦しめている。その相手というのも、もともと苦手な相手であったのを、どうにか冷たく接しすぎないよう、私が出来うる限りの譲歩をしてきた人間なのである。そんな私からすれば、その彼もしくは彼女の行動は全くもって不徳の致す限りであると強く感じる。恩を仇で返された気分とでも言おうか。ただ、その恩も、私の一方的で個人的事情に基づく、不要の気遣いによるものであったのだが。だがしかし、私は憤っている。憤怒。おこ。おっと、これは失敬。つい取り乱してしまった。話を戻すと、最近の私は、負の感情という名の有毒ガスを内に溜めこんでしまっているのである。

 「馬鹿につける薬はない」とよく言うが、おそらくその彼もしくは彼女にも、どんな聖人の爪の垢を煎じて飲ませても、効果はまったく無さそうである。その崇高なる自尊心をへし折ることは私にとっては造作もないが、夏目漱石先生の『こころ』に登場するK氏のように、それが原因で自殺されてもそれはそれで困る。と言っても、その彼もしくは彼女は、K氏のような思慮深い人間でもないのだが。だからこそ、溜まるのはただのガスではなく、有毒ガスなのだ。溜まっていくそのガスによって、私はゆっくり、そして確実に心身を侵されていく。

 とある漫画に出てくる台詞に「あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ」というものがある。その言葉には強く同意するが、今の私はそんなことは構わないから好きなことが言いたいのである。せっかく言論の自由が保障された国にいるのである。その権利を存分に使わせていただきたい。もうお気づきだろうが、たった今、このブログは私の心の声の吐き溜めとなってしまっていることをどうかお許しいただきたい。時々こうしてガスを抜かないと、何がきっかけで大規模なガス爆発を起こすかわからない。仮に起きたとして、どの程度の範囲に影響を及ぼすことになるかは皆目見当もつかない。周りの人を巻き込むのはいささか気が引ける。だから、こうしてブログの記事として私の負の感情という名の有毒ガスを昇華させることによって、その蓄積量をどうにか減らしていこうとしているのである。と、ブログをガス抜きの有効な手段とすることを、自分の中で正当化する理由を作り出すことに成功した。

 どうだ。私が弱く見えるか。いささか小さい人間にも見えるだろう。見えたなら見えたでいい。だが、私とて人間。腹が立つことはある。それで小さいだのなんだの人を偉そうに評価している奴の方がよっぽど小さい人間だと思うが。なんてくだらないことを考えていると、私のどこかすぐ後ろの方からも少量の有毒ガスが漏れ出ていく音がした。

 

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何者

 元来、私は嫌いな人間に対しては非常に、そして非情に攻撃的な人間であった。だが、その性格は中学時代にして既にほぼ消滅した。嫌いな人間を攻撃しても何の解決にもならず、それどころか先生に目をつけられて穏やかな学校生活が送れないことに気づいたのだ。そこから、私は嫌いな人間には “攻撃” ではなく “防御” を行うようになった。 “防御” と言えば聞こえはいいが、平たく言えば回避行動のことだ。しかし、攻撃との対比にもなるし、語感もいいので、この言葉を使うことにしよう。

 しかし、人間は愚かな生き物である。私もご多分にもれず、高校時代も中学時代と同じ過ちを繰り返した。まだ若かったと言えばそれだけ。だが、中学時代のそれとは少し性質のことなるものだった。中学時代のそれは、嫌いな人間に対する個人的な嫌悪に起因するものだったのに対し、高校時代のそれは、友人が受けた屈辱に対する憤怒に起因するものだった。故に他人を攻撃した。否、友人のためだと言い訳をして、怒りに任せて他人を攻撃したと言う方が正確だろう。いずれにせよ、私はまたしても他人を攻撃した。そして、私はその後の高校3年間の生活をほぼ棒に振った。たった1つの行動で、ただでさえ弱かった校内における私の社会的地位はなくなった。少なくとも私はそのように認識している。それ以来、2度と——いや3度と言う方が正確か——攻撃を行うことはなかった。そして、現在に至る。

 大学生になって2年と少しが経つが、私は他人への攻撃的な感情が薄れると同時に、 “嫌いな人間” という判定がかなり甘くなった。そして、無意識のうちに “嫌いな人間” を “苦手な人間” と大別するようになっていた。それに気づいたのもごくごく最近のことである。しかし、それらに対して防御行動を行うのは変わらない。今さらだが、私の言う “攻撃” が、力に任せた実力行使などではないということを弁明しておきたい。というのも、その土俵で戦ったとしても、勝ち目がないのは自明だと思っているからだ。我ながら、自己評価の低さには自信がある。悪く言えば悲観的、よく言えば現実主義というところだろう。勝ち目のない勝負は好きではない。だが、勝ち目がなくても挑まねばならない勝負もまた存在することは、わざわざ言及するまでもない。しかし、できることなら私が優位に立てる土俵で勝負を挑みたい。だから、実力行使はしない。その結果、嫌われる。実力を行使しない攻撃は陰気な方法にならざるをえないから当然のことである。これが現在まで攻撃行動に出なかったもうひとつの理由だ。

 私が嫌いになる人間ははっきりしている。一般常識(モラル・マナー・エチケットも含む)が圧倒的に欠如している人間、自分の価値観(特に私と異なる価値観)を押し付けてくる人間、何かにつけてマウントをとってくる人間、自分を客観視できないまたは自己評価が異常に高い人間、1度でも、物理的・生理的・本能的・絶対的に合わないと(一方的であっても)感じてしまった人間。これらが、私が「嫌い判定」を下しうる可能性のある人間たち。しかし、これだけでは「嫌い判定」は下さない。これに加えて、私に「こいつはもうどうしようもない」と判断されている状態で、私もしくは私の友人に危害・不利益・不快感を与えた人間となることで初めて私に嫌われることができる。裏を返せば、私は、自分が上に列挙したような評価を他人に与えている以上、自分の振る舞いにも最大限気を配るようにしている。

 ここで噴出しそうな批判として、「お前は人間関係を理屈で考えているのか」という意見があるだろう。その質問への私の答えはノーだ。ここまで述べてきたことは、私が無意識にしてきたことを、数年をかけて自分で分析して導き出した1つの答えなのである。人間関係は理屈ではない。少なくとも、大学生時点では理屈で人間関係を築くことに何もメリットはない、仮に理屈で築き上げた人間関係による人脈があったとしても、使い道はほぼない、というのが私の持論だ。私が仲良くしている友人たちは、私が仲良くしたい、私と仲良くしてほしい、その人と仲良くなりたい。だから仲良くしているという、それだけのことだ。私が真に言いたかったことは、人と仲良くなるのに理屈はいらないが、人を嫌いになるのに理屈が必要だということだ。

 このようにして、私はほぼ日常的に自己分析をしている。この記事は、本来私の脳内に繰り広げられる、議論にも近い分析作業の一部を記述してみたものだ。不思議なことに、この作業をしていると、いつも最終的に辿り着く結論がある。

「私は一体何者なのだろう。」

読者の皆さんはこの記事を読んで私が何者だと感じたのだろう。

また分析項目が増えた。

 

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請求書と領収書

 先日、亡くなった父方の祖父の四十九日の法要に行ってきました。例によって話の上手な住職の説教がこれまた凄まじく的を得ておりましたので、紹介させてください。前回の話が気になる方はこちらをご覧ください。

 

tairo0079.hatenablog.com

 

今回の説教も、真宗の教義上の特徴について説いてくださったのですが、これをタイトルにもある “請求書” と “領収書” という2つの言葉を使ったのです。

 真宗では、今回のような法要は供養とは言わないのだそうです。というのも、他宗派で言われる供養というのは、「私たちがお寺さんにならって読経しますので、なんとか仏になってください」という行為だそう。しかし、即身成仏を教義の1つとする真宗においては、死んだ人に仏となってもらうよう “請求する” のはおかしな話。なので真宗は供養をしないというのが基本スタンスなんだそうですね。そこで登場したのが “請求書” と “領収書” というわけです。

 住職が言うには、

 禅宗などの言う「供養」というのは、「私たちがお寺さんにならって、あなたのためにお経を読むので、どうかこれで成仏して(仏になって)ください」という、言わば “請求” なわけです。その時のお経というのは、私たちから亡くなられた方に対する “請求書” にあたるわけですね。

 しかし、真宗はそうじゃない。真宗では、亡くなられたあと、仏がお浄土に連れて行ってくださるんです。この前の時はこれを「ネコ」と「サル」で説明しましたかね。なので、この(四十九日の法要)ような法要を供養とは言いません。真宗は仏縁というのを非常に大事にします。なので、「私たちの御縁はあなたのおかげでできたものです。ありがとうございます。」という、言わば “領収書”になるんです。 それが、皆さんが先ほど読んでいただいた「南無阿弥陀仏」というものなのです。

 ということだそう。またしても唸る遺族・親族一同。

 私は、指導教員の先生が宗教について研究なさっている方なので、研究者という立場から真宗の教義を含め、様々なことを教わります。その一方、宗教者であるお寺の住職からも同様のことを教わる機会があります。あくまで研究成果の1つとして教える研究者と、一般の人の視点に立ってその教えを説く宗教者と、2つの視点から同じことを聞くことができたのです。無知な私にとっては、両者とも説得力のある言葉に聞こえました。だから何だと言われれば、それまでなのですが、大学で研究成果としての宗教を教わる機会が圧倒的に多かった私にとっては、この住職との出会いは非常に価値のある経験になったと思います。この奇妙な二項対立を私の中でどう併存させていくか、考える必要があるなと感じました。

疲弊

 今、俺の全身を駆け巡るのは圧倒的な倦怠感。しかし、それは断じて疲労ではなく疲弊。同じだろうと思いたい奴はそう思えばいい。だが、俺は疲労していない。疲弊している。いや、やっぱ疲労もしている。でも疲弊の方が大きな割合を占めている。なぜか、ということを考える前に疲弊と疲労の語感の違いについて俺なりの使い分けを説明しておこう。身体的な疲れを疲労、それに精神的疲れを含有すると疲弊に変容する。だから、俺はいま疲弊しているのだ。大事なことだから2回言った。

 本題に入ろう。俺はなぜ疲弊している。要因はいくつも思いつく。勉強に追われる日々。将来への一抹の不安。人間関係の負担。自分の時間がない苦痛。だから疲弊しているのだろう。換言すれば、これらが俺の精神を蝕み、そしてそれが疲弊という形で表出したのであろう。しかし、俺の精神のすべてが蝕まれたわけではない。だが、あくまでこれは俺の経験則だ。

 俺の精神状態には、疲弊の先にもう1つの段階があることが実体験として確認できている。それは理性の崩壊である。それ以上の説明はない。理性が崩壊するのだ。それだけと言えばそれだけなのであるが、俺がこの境地に辿り着くということは精神衛生状態が非常に悪化しているということでもあるのだ。そして、この境地は突然やってくる。疲弊は徐々に状態悪化が進むが、それが一定値になると急に理性の箍が外れる。だが、この期間が長く続くことはない。理性の崩壊は疲弊段階において解消されなかった悪い精神衛生状態を一気かつ強制的に解消すべく、半ば自然発生的、自動的に行われることであるためだ。この段階においても俺の精神のすべてが蝕まれたのではない。

 では、精神のすべてが蝕まれた状態とはどのような状態なのだろうか。または理性の崩壊の先にまだ何か段階があるのか。それは定かではない。一応、俺の記憶ではその先へは到達していないはず。ここで考慮すべきは「俺の記憶では」ということ。つまり、理性が崩壊する時点でまともではなくなるのだから、無意識的に何かをしていても把握できていない可能性が捨てきれないのである。これは恐怖でしかない。しかし、周囲の人たちからは俺が常人には理解不能な行動をしているという旨の情報は入っていない。したがって、俺が他人に実害を及ぼす行動には出ていないと言っていいだろう。また、俺自身にも不自然な変化はなにも起きていないので、俺がこの第3段階(仮)に到達したことはないと言っていい。俺の精神衛生がそこまで悪化したことがないことの証拠でもあろう。

 俺は、第2段階・理性の崩壊には自然発生的で自動的に到達すると言ったが、意図的に突入することもできる。と言っても、自然的な到達とは崩壊の具合が少し違う。どう違うかといえば、その加減が自分で調節できるかどうかというところだろう。意図的突入は調節が可能だ。さらに言えば、この記事も意図的な第2段階への突入行動だと言える。この記事の内容と投稿時間を見れば、普通の人の行動ではないのは自明だろう。

    最後にもう一度言っておく。俺は疲弊している。

御難渋に候

最近、多忙を極めておりまして、

ブログの執筆がうまいこと進んでいないこの頃であります。

 

ブログの中で触れたかどうかは忘れましたが、

私は、日本史を学ぶ大学生をしております。

 

今年から受講しなければならない演習の授業では、

日本の現代史・近世史・古代史の分野の論文を受講生たちが各自で読んで、

授業内で議論(意見交換)しなければなりません。

 

つい先日までが現代史分野だったのですが、本当に何を言っているのかわかりませんでした。

tairo0079.hatenablog.com

 この記事でも触れた通り、私は横文字が大の苦手です。

なので、専攻分野も世界史ではなく、日本史にしたのですが、

現代史分野というのも、やたらと横文字をお使いになる分野なのですね。

 

4週に渡って4つの論文を読みましたが、

横文字の使用頻度が凄まじいったらなんの。

その中でも「不在証明」と書いて、「アリバイ」とルビがふってあるのを見たら、

さすがに笑ってしまいましたよ。「いや週刊少年ジャンプか!!」ってね。

 

…失礼しました。

いやしかし、歴史の理解というのは難しいのですよ。非常に。

私は、近世史を専攻分野に据えておりますが、この現代史(ないしは近代を含めた近現代史)という分野、それ以外の分野とは一線を画する何かがあるような、言うなれば、厚い壁のようなものをひしひしと感じたのです。

 

歴史を学ぶ者が必ずといっていいほど通る、ある言葉があります。

「すべての歴史は現代史である。」

という言葉です。

 

どういう意味の言葉か。これには人によって様々な解釈がなされます。

 

近世史専攻の私が不用意にわかったような口を利くと、現代史専攻の方から、どこでどんな顰蹙を買うかわかりませんので、多くを申し上げることはやめにします。

しかしながら、この言葉を通して言えることは、

その時代の関心の方向によって、描かれる歴史は大きく異なっていくということでしょう。

 

私が日本近世史において関心のある分野は、当時の被差別身分の人々の生活です。理由を話すと長くなりそうなので、なるべく簡潔に述べたいと思います。

私たちの世代というのは、学校で「人権同和教育」というのを受けてきました。

差別が行われてきた時代があったことを理解して、今後そのような負の歴史を作らせまいとして行われてきたものです。

しかし、私はこれに疑問を感じていたことがあります。

同和問題の根本である部落と呼ばれていた地域の存在。その古くは中世以前にまでさかのぼります。「えた」「ひにん」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

この言葉、最近ではあまり使われなくなってきています。差別用語を教えるべきでないという風潮がどうやら広まりつつあるようなのです。

おかしいとは思いませんか?

差別の存在について理解させようとする教育を行う一方で、その実態については全く語られない。日本の教育の矛盾です。

だから、私は興味を持ったのです。なくすには知る必要がある。そう感じたのです。

 

確かに私が学ぼうとする分野は近世史と呼ばれるものです。しかし、その関心の所在は現代にある。

途中話が少し脱線しましたが、これが歴史が現代史だと言われる所以なのではないかと私は思うのです。

この言葉の解釈については私だけでどうこうできることではないので、どうかご意見いただければと思います。

 

と、いつも通り長々とだらだらと書いたわけですが、言いたいことは歴史を学ぶことは難しいということです。

 

どうも最近文系学部が蔑ろにされていると感じる節があります。

先日先生から聞いたのですが、私が所属する学部の今年度の予算が昨年度比で4割も削減されたらしく、学生のコピー代が学部の予算から捻出できなくなったそうです。

どうも政府の政策が関与しているそうですが、学業に支障をきたす政策があっていいものでしょうかね。まぁあまり言うとこの記事が消されるかもしれませんので、ほどほどにしておきますが。

一時期、「文系学部消滅説」がまことしやかに囁かれていましたが、そろそろ現実のものになるやもしれませんね。

科学技術の発展だけが社会の発展に貢献すると言われているような気がしてなりません。

時代の先見の明となるような革新的な研究が出ていないというのもまた事実なのかもしれませんが。

 

ん? 何を言っているかよくわからない?

それは、全部を頭で理解しようとするからです。

感覚的に理解してください。

平成ライダー布教活動その1

いよいよ記事のストックも切れまして、何を書こうか考えていたのですが、せっかくなので、今日はひとつ、私の趣味について知ってもらいましょう。

 

題して、

平成仮面ライダー布教活動その1」!!

 

まず、皆さんが仮面ライダーと聞いて思い浮かぶのはこの人たちでしょう。f:id:tairo0079:20190510105119j:image

 

この人は昭和の人です。

はっきり言って平成とは世界がまるで違います。

 

平成ライダーの大きな特徴としては、はるかに精密に作りこまれたその中身です。

決して昭和ライダーのクオリティが低いわけではありません。

昭和ライダーには、昭和ライダーの良さがあります。

ただ、平成ライダーは特にそのストーリー性が

昭和とは比べものにならないほど高いのです。

とりわけ、ここ4~5年くらいのストーリー性は異常なほど高いです。

 

逆に言えば、昭和ライダーは誰にもわかる単純明快なストーリー展開が特徴の1つです。

ざらついた映像が気にならない人はぜひ観てみてください。

 

さっきから何度も 平成ライダー という言葉を使っていますが、

ファンの中では、

昭和に放送された仮面ライダーを“昭和ライダー

平成に放送された仮面ライダーを“平成ライダー

と呼ぶ風潮があるので、それにならっています。

 

また、昭和平成に限らず、その中にさらに区切りがあります。

昭和については、正直私自身もそんなに詳しくはないので触れないことにしますが、

平成については、“平成1期”“平成2期” という区切りが存在します。

 

クウガ~ディケイドまでが1期、W(ダブル)~ジオウまでが2期です。

 

せっかくなので、平成ライダー全20作品を紹介しましょうかね。

最初に言っておきますが、基本的に作品ごとのストーリー上の関係性はないです。

なので、興味を持った作品から観てみるといいでしょう。

なお、各作品の概要については、筆者の独自見解などが多く含まれますので、その点は予めご了承ください。

また、出演者の別作品への出演に言及する際に「仮面ライダーディケイド」及び「仮面ライダージオウ」への出演がある場合、そちらは省略します。物語の性質上、とりあげると説明がややこしいからです。

 

目次をつけておくので、そちらを参考にしてもらっても構いません。

というか、間違いなく史上最長の記事になると思いますので、

好きなところだけ読んでください。

 

 

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平成1期

第1作 仮面ライダークウガ

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長野県九郎ヶ岳遺跡から発掘された古代のベルト “アークル” の力で、ベルトと同時に甦った未確認生命体 グロンギ と戦う戦士。主人公は、2000の技を持つ男を自称し、自由気ままに各地を冒険する途中で九郎ヶ岳の発掘現場に立ち寄り、アークルを装着してしまった青年・五代雄介(オダギリジョー)。古代の力を使って戦うが、その運用方法は古代文字の解読によって判明し、パワーアップしていく。作品独自の古代文字や、グロンギが話す “グロンギ語” など、細かい設定にも手がかかっており、「原点にして頂点」という声も少なくない。しかし、設定上の固有名詞などは作中に登場しないこともある(クウガの個別のフォーム名など)ので、気になる人は個人的に調べる必要があるだろう。本記事の執筆時、筆者はちょうどおさらい中である(20話前後まで)ため、今後の展開を非常に楽しみにしている。  なお、ヒロインの沢渡桜子(村田和美)は、筆者が選出するシリーズ登場の女性キャラ3傑の1人。

 

第2作 仮面ライダーアギト

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謎の力 “ΑGITΩ” (アギト) に目覚めた人々を狙う “アンノウン” と戦う戦士。主人公はあかつき号という客船の事故により記憶を失った青年・津上翔一(賀集利樹)。翔一自身もアギトに目覚めた一人であり、翔一の体に発現した変身ベルト “オルタリング” の力を使って戦うこと以外は、その能力の説明は困難。また、シリーズで初めて警視庁開発のライダーシステム(本作では「G3システム」と呼ばれる)が登場。装着者は氷川 誠(要 潤)。謎の力アギトの根源が一体何か、あかつき号との関係性などから解き明かすというストーリー展開になる。しかし、人びとに発現する力が何であったのかは、作品を見た人の解釈によって、その見解が異なるであろう。物語の鍵を握る謎の少年役を幼き頃の神木隆之介が演じている。ヒロイン・風谷真魚役の秋山莉奈は後の作品「仮面ライダー電王」にて、時の列車・デンライナーの添乗員ナナ役で再出演している。

 

第3作 仮面ライダー龍騎

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ミラーワールドと呼ばれる平行世界に存在するミラーモンスター・ドラグレッダーと契約し、その力を使って戦う戦士。主人公はOREジャーナル(オレ ジャーナル)の記者・城戸真司(須賀貴匡)。ライダー同士がバトルロイヤルを行うという特異なストーリー展開を見せ、そのライダー数は13人に上る(それらを総称し “13ライダー” と呼ぶ)。また、ミラーワールドから鏡を通して人間界に出現する、誰の契約モンスターでもない野良のミラーモンスターとも戦うことになる。登場するライダーは全員が専用の “カードデッキ” を使い、契約モンスターの力を宿した アドベントカード” を用いて戦う。作中では、科学者である香川英行(神保悟志)が独自のカードデッキを開発するが、前述の13ライダーには含まれず、また、後のシリーズ「仮面ライダーディケイド」には、更に新たなライダーが登場するが、こちらも含まれない。全てのライダーが専用のカードデッキを用いて戦う点は、当時遊戯王などのTCGが流行していたという時代背景がもとになっていると言われており、当作以降、その時代の流行などを取り入れた演出が行われるようになる。ファンの中では、最終回の展開をめぐり、作品自体の好みがわかれている。筆者の評価としては、全体のストーリー展開は非常によかったが、最終回に釈然としない部分があったために、少し残念。由良吾郎役の弓削智久は「仮面ライダーカブト」にて、ZECTの幹部・三島正人役で、また、「仮面ライダー鎧武」にて、主人公のアルバイト先の店『ドルーパーズ』の店主・阪東清治郎役で計3度出演している。

 

第4作 仮面ライダーファイズ

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人を襲う怪人オルフェノク と戦う戦士。主人公はクリーニング屋の手伝いをしている青年・乾 巧(半田健人)。登場するライダーは、携帯電話や懐中電灯、カメラなどの電化製品を模した武器を用いて戦う。本作では、巧の複雑な立ち位置から巻き起こる周囲との関係性に関わる描写が多いが、いじめや嫌がらせなどの陰鬱な演出が非常にリアル。また、2号ライダーである仮面ライダーカイザの変身者・草加雅人(村上幸平)の個性の強さがファンの中で話題で、特にオルフェノクに対する嫌悪は相当なもので、視聴者の中には不快感を示す人も少なくない。また、人間としての心とオルフェノクとしての心の両方を持つスパイダーオルフェノク / 澤田亜希(綾野 剛)や、オルフェノクという存在を認めさせようとライダーたちと戦うホースオルフェノク / 木場勇治(泉 政行)のように、ただの怪人というわけではなく、人間ではないが明確な人格を持つ者として、ライダーたちと敵対するという構図を取っていた。そのためこれまでのシリーズよりも、視聴者の心に深く刺さりやすい重い展開が増えてしまった。なお、『劇場版仮面ライダーファイズ パラダイスロスト』は、平成ライダー史上最高傑作であると信じて疑わない。

 

第5作 仮面ライダー剣(ブレイド)

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カードの封印から解き放たれた怪物 “アンデッド” を再度封印すべく戦う戦士。主人公はBORDER(ボーダー)に勤めるサラリーマン・剣崎一真(椿 隆之)。シリーズ初の職業ライダーとして話題になった。アンデッドの力を封印した “ラウズカード” を使ってアンデッドを封印するという、さながら『目には目を歯には歯を』とも言えるような戦闘スタイル。ストーリーとしては、それぞれのライダーたちを取り巻く人間関係の描写がメインになりつつ、力をつけすぎることへの危惧も表現。ファンの中では、出演者の滑舌の悪さをネタにした通称 “オンドゥル語” が誕生。キャラクターやそれを演じた役者の人をオンドゥル語由来の愛称で呼ぶことが多い。代表的なオンドゥル語には “ダディヤナザン!オンドゥルルラギッタンディスカー!(橘さん!本当に裏切ったんですかー!)” というのがある。調べてみると相当面白いので、こういう別視点からも楽しむことができる作品でもある。ラウズカードのモチーフはトランプであり、その絵柄は昆虫や動物となっていて、子どもが親しみを持ちやすいデザインになっている。橘 朔也 / 仮面ライダーギャレン役の天野浩成は「仮面ライダーフォーゼ」にて天ノ川学園高校の校長・速水公平役で再出演している。なお、ヒロインの広瀬 栞(江川有未)は、筆者が選ぶシリーズ登場女性キャラ3傑の1人。

 

第6作 仮面ライダー響鬼
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現代に存在する妖怪 魔化魍(まかもう)” を “清めの音” によって退治する “鬼” として戦う戦士。変身者は、魔化魍退治を組織的に行うグループ “猛士” に所属する鬼の1人・ヒビキ(細川茂樹)。ヒビキは主人公ではなく、ひょんなことからヒビキの魔化魍退治に同行することになる少年・明日夢(栩原楽人)が主人公。なお、画像のポーズは、ヒビキ特有のあいさつ。その他、同僚のイブキ / 仮面ライダー威吹鬼(渋江譲二)トドロキ / 仮面ライダー轟鬼(川口真五)も、特徴的なポーズのあいさつがある。音による攻撃 “音撃” を行うため、本作に登場する鬼たちは全員、楽器を模した武器を用い、ライダーキックを使わずに敵を倒す。本作の大きな特徴は、独特なカット割り、鬼という名の正義の味方、ライダーではない人物を主人公にする、音の力で敵を倒すなど、これまでに類を見ない斬新な演出である。しかし、設定が少し複雑である上にダークな演出も多かったことから子どもからの人気が得られず、中盤から脚本家が変わるなどの大きな方向転換が図られ、結果として作品全体の統一性が皆無となってしまった。それ以外にも、出演者たちが軒並み売れなかったことや、細川茂樹にトラブルが起きたことなどから、呪われた作品との呼び声も高い。ザンキ / 仮面ライダー斬鬼役の松田賢二は、「仮面ライダーキバ」に登場するガルル族の末裔・次狼役で、桐谷京介役の中村優は、「仮面ライダー電王」にて、2号ライダーである仮面ライダーゼロノス / 桜井侑斗役、また、トドロキ役の川口は、「仮面ライダーウィザード」にて、主人公と同様に魔法使いとなる資格を得た青年・山本昌宏 / 仮面ライダーメイジ(緑)役で、それぞれ再出演している。なお、筆者個人は、見た目だけなら、本作に登場するライダーたちが平成ライダーで最も格好いいと思っている。

 

第7作 仮面ライダーカブト
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“渋谷隕石” と呼ばれる隕石の影響で出現し、人間に擬態して生活している “ワーム” と戦う戦士。主人公は、自らを「天の道を行き、総てを司る男」と称するフリーター・天道総司(水嶋ヒロ)。また、ZECTの職員である加賀美 新 / 仮面ライダーガタック(佐藤祐基) が、天道と並び、もう1人の主人公ともいわれる。ZECT(ゼクト)という組織がライダーを一応は管轄しており、カブトを含め、登場するライダーは全員 “クロックアップ” と呼ばれる一定時間、超高速移動が可能な能力を持つ。ストーリーは基本的にワームの謎の解明を軸に進むが、天道の存在が作品を通して謎に包まれており、少々話の筋をつかみにくい印象。全体的にシリアスな展開になっているが、時折とんでもないコメディ展開をぶち込んでくるため、視聴者はほぼ間違いなく混乱する。中盤から終盤にかけて闇落ちしたキャラが再登場すると、登場人物たちの個性は飽和状態となる。とは言え、ストーリーの構成は、シリーズの中でも指折りの完成度であろう。 作中では、天道の『おばあちゃんが言ってた』というフレーズで始まる、 “天道語録” とも呼ばれるセリフが特徴的で、絶妙なメッセージ性と、どことない語感の良さが視聴者の支持を集めた。

 

第8作 仮面ライダー電王
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時の運行を妨げ、過去を変えようと未来から来た存在 “イマジン” と戦う戦士。主人公は、「ギネス級」の不運体質で、喧嘩も弱いが、人一倍優しい心を持つ青年・野上良太郎(佐藤 健)。良太郎自身は“特異点”という、時の運行に影響を与えない存在。イマジンであるモモタロス(CV:関 俊彦)ウラタロス(CV:遊佐浩二)キンタロス(CV:てらそままさき)リュウタロス(CV:鈴村健一)らの力を借りて戦う。画像はモモタロスの力を借りた “ソードフォーム” で、電王の基本フォームと言っても過言ではない。物語では終始、登場人物たちの強烈な個性に目がいきがちだが、良太郎の姉である愛理(松本若菜)が物語の鍵を握り、それに沿ってストーリーが展開される。個性の強い登場人物と、綿密に作りこまれたストーリーを両立した平成ライダーの中でも屈指の名作。また、作中では電王がバイクで時の列車・デンライナーを操縦するシーンがあり、話題となった。良太郎の友人役で満島ひかりも出演している。

 

第9作 仮面ライダーキバ

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人間から生命エネルギーを吸って生きている吸血鬼のような怪物 “ファンガイア” と戦う戦士。主人公は、バイオリン職人・紅 渡(瀬戸康史)。渡に眠るキバの力を覚醒させるキバット族の相棒・キバットバット3世(CV:杉田智和)と共に戦う。シリーズ史上初の2世代同時進行的に物語が進み、現在(2008年)の主人公は紅 渡であるが、過去の主人公は渡の父親である紅 音也(武田航平)であり、この2人を軸に、2つの時間軸で同時に話が進む。1つの話の間に過去と現在を行ったり来たりするために混乱しやすく、このストーリー展開は筆者も正直あまり得意ではない。ただ、内容の作り込みは素晴らしいものがあり、同時進行であることの特徴を強く活かしたストーリーが展開される。キバは、他の種族を統べる者としての役割も果たしており、キバット族のみならず、ガルル族バッシャー族ドッガ族などの力を使って戦う。音也役の武田は、「仮面ライダービルド」にて、北都の戦士・猿渡一海 / 仮面ライダーグリス役で再出演している。

 

第10作 仮面ライダーディケイド
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“世界の破壊者” と呼ばれるディケイドが様々なライダーがいる世界をまわるため、外敵とは戦わない。変身者は、自らを受け入れてくれる世界を探しているという、特徴的な形をしたマゼンタカラーのカメラを常に持ち歩いている青年・門矢 士(井上正大)。ディケイドは、過去の平成ライダー(1号ライダーのみ)にも変身(フォームチェンジ)できる上、各ライダーを武器のように変形(?)させて戦うこともできる。それぞれの世界には、これまでの平成ライダー9作品の1号ライダーが全て登場するが、その世界は過去作品のパラレルワールドであるという設定のため、当時と同名の人物を当時のキャストが演じても、当時と全く別人格の人間が登場することとなり、ファンの中でも賛否両論あった。また、平成ライダーの変革と夏休み商戦における映画の興行収入アップを図ってか、TVシリーズを従来の半分の期間で打ち切り、TVシリーズ最終回直後の夏の映画を作品としての最終回とする手法をとった。しかし、批判が殺到し、最終回ではなくTVシリーズの補完という形の作品になったために、TVシリーズで解明されなかった謎をそのまま残してしまう不本意な結果となった。それまで春前ごろに始まり、1年間放送されていた平成ライダーは、平成2期への移行と同時に夏スタートから1年間放送に変わることになった。

 

平成2期

第11作 仮面ライダーW(ダブル)
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風の街・風都(ふうと)に密かに出回る、自然の力を宿したメモリである “ガイアメモリ” の力で人間が変身するドーパント を相手に戦う、2人で1人の戦士。変身者は、鳴海探偵事務所で先代の跡を継いで私立探偵を営む、「ハーフボイルド」でお馴染みの左 翔太郎(桐山 漣)と、翔太郎の助手的役割を果たす、不思議な力を宿した少年・フィリップ(菅田将暉)の2人。本作は、主にフィリップがいかなる存在であるか、という点に重きが置かれて物語が進行する。先述の通り、相手は基本的に人間であるため、必殺技は “メモリブレイク” という名前になり、ドーパントの体内にあるメモリのみを破壊するという特殊な攻撃を行う。W自身も翔太郎とフィリップそれぞれが持つガイアメモリを2本使って変身するが、身体に直接メモリを打ち込むドーパントと違い、“ダブルドライバー” と呼ばれるベルトを用いて変身する。伝統のライダーキックは、使用するガイアメモリの力により、「はんぶんこキック」とも呼ばれる独特な形に変化。その他、2人それぞれがメモリを3本ずつ持っており、組み合わせ次第で6フォームにチェンジ可能。翔太郎のメモリは主に戦闘スタイル、フィリップのメモリは戦闘に使用する能力を決定する。

 

第12作 仮面ライダーオーズ
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現代に復活した怪人 “グリード” と、彼らが人間の欲望から生みだした怪物 “ヤミー” と戦う戦士。主人公は、世界を旅する旅人・火野映司(渡部 秀)。また、右腕のみしか復活できず、死にかけていた刑事・泉 信吾の体を利用し何とか自由な体を手にした、赤いメダルの力を使うグリードの1人・アンク(三浦涼介)が、映司との利害の一致により、行動を共にする。変身に使われるベルト “オーズドライバー” はアンクと同時に復活したもので、“” という、色で属性が決まり、描かれた動物の能力を宿したメダルを3種類組み合わせて変身する。コアメダルはグリードたちの力の根源にもなっている。本作では、人間の欲望のあり方というものに強く焦点を当ててストーリーが展開する。シリーズ史上初めて、“ベルトが歌う” という演出が取り入れられ、作中で「歌は気にするな」とアンクが発言するほどで、世間に大きな衝撃を与えた。また、メダルの組み合わせ次第でフォームチェンジが可能で、そのフォーム数は127種に上り、圧倒的インフレを起こした。ただ、ベルトから歌が流れるのは、同色3種のメダルの組み合わせで、メダルからより強い力を得ることができる “コンボ” の時のみ(ただし、コンボのみ他色3種のコンボ)。

 

第13作 仮面ライダーフォーゼ
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天ノ川学園高校(通称・天高)という学園内で、何者かによって生徒らに与えられる “ゾディアーツスイッチ” の力で、生徒たちが変身する “ゾディアーツ” と戦う戦士。主人公は、リーゼントに短ラン、腿の緩いズボンというわかりやすい昭和ヤンキーの服装が目印で、「この学校のヤツ全員と友だちになる男」と自称する転校生・如月弦太朗(福士蒼汰)。使用するライダーシステムは、弦太朗のクラスメイト・歌星賢吾(高橋龍輝)の父親が開発した物で、宇宙の神秘・コズミックエナジーを宿す “アストロスイッチ” の力を使って戦う。一度に使えるスイッチの力は4つまでで、フォーゼの両腕両足のいずれかにモジュールとして発現し、力を解放する。本作もWと同様に戦う相手が人間であるため、使用したゾディアーツスイッチを破壊するために、“リミットブレイク” と呼ばれる必殺技を使用する。なお、必殺技の名前はすべて弦太朗がつけており、センスの無さが爆裂した技名になっている。舞台が高校ということで、校内では秘密裏に『仮面ライダー部』として活動するが、のちに天高の教師である大杉忠太(田中卓志アンガールズ)に存在を知られてしまい、彼に顧問になってもらうという展開を見せる。また、物語の中盤あたりから2号ライダーの仮面ライダーメテオが登場し、変身者・朔田流星(吉沢 亮)の痛々しいキャラ設定がファンの中でも話題になった。

 

第14作 仮面ライダーウィザード
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“ゲート” と呼ばれる高い魔力を持つ人間を絶望させることにより、その人間から誕生する怪物 “ファントム” と戦う戦士。主人公は、自らも絶望によりドラゴンのファントムを生み出すも、自力で自らの精神世界に閉じ込めることができた元ゲートである青年・操真晴人(白石隼也)。自らの魔力を指輪に転嫁して、その能力を発揮する戦闘スタイルで、その指輪は、晴人が居候している骨董品店・面影堂の店主・輪島 繁(小倉久寛)が製作する。物語終盤にかけて、晴人同様に自力でファントムを押さえ込み、魔法使いとなる資格を得た人たちが次々と出てくる。ストーリーはかなり凝った内容で、主にはヒロインのコヨミ(奥仲麻琴)の存在を解明していく方向へ展開される。なお、筆者は後に登場する2号ライダー・仮面ライダービースト / 仁藤攻介(永瀬 匡)が大好き。また、作中における最初のファントムの被害者で、晴人に助けられて以降サポート役に回ることになる刑事・大門凛子(高山侑子)が、女性キャラ3傑に入る。

 

第15作 仮面ライダー鎧武

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“クラック” と呼ばれる、空間に突如開いた穴から人間界に現れる、“ヘルヘイムの森” と呼ばれる異世界に住む怪物 “インベス” たちと戦う戦士。主人公は、『チーム鎧武』というダンスチーム(作中では『ビートライダーズ』と呼ばれる)に所属する青年・葛葉紘汰(佐野 岳)。作中では、仮面ライダーたちは『アーマードライダー』という呼称となる。物語の舞台となる街・沢芽(ざわめ)市に本社を置く一大企業のユグドラシル・コーポレーションは、ヘルヘイムの森の研究活動を行っており、ロックシードの製造もこの会社が行っている。本作では、ロックシードが果実から生まれるという設定のためか、すべて果物ないしは木の実がモチーフとされている。そして、登場するライダーは和・洋・中様々な種類の鎧を身にまとう、斬新なデザインのライダーたちが登場する。平成初期の4作品に強いリスペクトがあると言われ、例えば、物語終盤に登場するオーバーロードインベス”グロンギのような独自言語を用いていることなどからもその様子を窺い知れる。ストーリー展開は、ヘルヘイムの森の謎の解明を軸としているが、ファイズのような鬱展開になっていくため、ファンの中でも評価の賛否が分かれている。しかし、作品自体は現在でも人気で、新作舞台が上映されるほどである。出演者には、先に紹介した弓削智久だけでなく、物語のキーマン・呉島光実 / 仮面ライダー龍玄役の高杉真宙や沢芽市のローカルラジオ番組のDJを務めるDJサガラ / 仮面ライダーデューク役の山口智充、紘汰の姉・役の泉 里香など、今考えればかなり豪華なキャスティングがされている。

 

第16作 仮面ライダードライブ
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“重加速(作中の一般的呼称は “どんより” )” という怪現象を発生させ、様々な事件を引き起こす怪人 ロイミュード と戦う戦士。変身者は、半年前に起こった大規模な重加速による事件 “グローバルフリーズ” で同僚を失い、やる気をも失っていた警視庁特別状況下事件捜査課、通称・特状課に所属している警察官・泊 進ノ介(竹内涼真)。シリーズ史上初めてベルトが意思を持つ上、ライダーを名乗りながら、1号ライダーがバイクを一切運転しないという斬新な設定となっている。ストーリーは少し複雑で、特にロイミュードを統べるハートロイミュード(蕨野友也)と進ノ介との関係性について注視して描かれている。作品を通して非常に強いメッセージ性を持っており、人間と人間でないものの違いは何か、ロイミュードは果たして本当に悪なのかというようような疑問をも抱かせる、深く作り込まれたストーリー性がある。作中では、進ノ介の上司にあたる本願寺 純(片岡鶴太郎)が、実戦ではないが、1度だけ仮面ライダーに変身しており、仮面ライダーに変身した最年長記録を更新した。また、進ノ介のセリフは、車に関わる独特の言い回しが多く、それを真似する子どもも少なくなかった。

 

第17作 仮面ライダーゴースト
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謎のアイテム “眼魂(アイコン)” を追って異世界からやってきた怪物 “眼魔(ガンマ)” と戦う戦士。主人公は、18歳の誕生日に偶然眼魔に出くわし、殺されてしまった(第1話)高校生・天空寺タケル(西銘 駿)。1度死んでしまったが、謎の仙人(竹中直人)から変身する力を得て復活。様々な偉人の力を宿した眼魂を駆使して眼魔と戦う。眼魔の世界からはアラン / 仮面ライダーネクロム(磯村勇斗)が刺客として現れ、タケルたちを苦しめるが、途中からは仲間として共に戦うことになる。ストーリーは命を扱うにしてはかなりポップな内容で、大天空寺の住職・御成(柳 喬之)や、タケルのサポート役に回る気まぐれな幽霊・ユルセン(CV:悠木 碧)らを筆頭に初期からキャラが飽和状態でカオス。シリアスとコメディの温度差がカンストしており、その振り幅は「仮面ライダーカブト」と遜色ない。だが、真面目に観ると平成2期たる高い完成度のストーリーとなっている。重い展開になる作品が多かった平成2期の流れを猛烈に断ち切る作品なので、初心者でも気軽に楽しめる作品なのではないか。ちなみに、ある球を7つ集める某アクションアニメとストーリーが似ているなんてことは言ってはいけない

 

第18作 仮面ライダーエグゼイド
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ゲームのバクを引き起こすウィルスが突然変異し、人間に感染することでその存在が証明された “バグスターウィルス” 。その感染者( “ゲーム病”患者 )から実体化するウィルスの集合体 “バグスター” の撲滅を目指す戦士。主人公は、普段は心優しくもドジでおっちょこちょいだが、1度ゲームを始めると人格が180度変わってしまう、成都大学付属病院の小児科研修医・宝生永夢(飯島寛騎)。その他、永夢を含めた4人の医者が仮面ライダーに変身し(作中では総称して “ドクターライダー” と呼ばれる)、ゲームを治療法として使用するために、変身ベルト “ゲーマドライバー” が開発された。ストーリー展開は大きく3つにわかれ、ゲーマドライバーに隠された陰謀を解明する1部、“伝説のクリスマス回” から始まる怒涛の展開で視聴者をざわつかせた2部、そして真の黒幕の登場から最終局面に突入する3部とストーリーが展開する。シリーズ屈指の名作と言え、シリアスとコメディのバランスが絶妙。ライダーの見た目の奇抜さから、放送前から不安の声が絶えなかったが、放送終了後は、多くのファンが作品の神脚本ぶりを高く評価した。また、キャラの個性もいい意味で目立っており、ゲーマドライバー製造に携わるゲーム会社・幻夢コーポレーションの社長・檀 黎斗(岩永徹也)の物語後半のキャラの迷走ぶりがファンの中で話題となった。またヒロインの仮野明日那(松田るか)は良性バグスターのポッピーピポパポが世を忍ぶ仮の姿であるが、ファンは明日那派とポッピー派に分かれ論争が各地で繰り広げられた。ちなみに筆者は圧倒的ポッピー派。なお、ドクターライダーの1人・九条貴利矢 / 仮面ライダーレーザー(小野塚勇人)がシリーズ史上1番好きなキャラ。かっこよすぎ。

 

第19作 仮面ライダービルド
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火星で発見された “パンドラボックス” から突如出現した巨大な壁 “スカイウォール” が日本を “東都” “北都” “西都” の3つに分断した世界で、怪物 “スマッシュ” と戦う戦士。主人公は、東都にある喫茶店nascita(ナシタ)のマスター・石動惣一(前川泰之)に拾われた記憶喪失の自称天才物理学者(フリーター)・桐生戦兎(犬飼貴丈)。変身には、“ビルドドライバー” というベルトと、スマッシュから採取した成分を元に作られた “フルボトル” と呼ばれるアイテムを2本使用する。フルボトルの生成には、ヒロインの石動美空(高田夏帆)が持つ謎の力が必要。そのなかで、2本の成分をより効果的に使うことができる “ベストマッチ” と呼ばれる組み合わせが存在し、それに変身 / フォームチェンジする際には、ベルトからベストマッチ専用の音声・セリフが流れる。ちなみに、画像の “ラビットタンクフォーム” の時には「鋼のムーンサルト!」というセリフが流れる。ストーリーは主に、東都編、北都編、西都編というように、舞台が変わるごとに展開が変わる。本作も前作「エグゼイド」に負けじ劣らない神脚本であると、ファンの中でも非常に高い人気を得ている。ライダーのデザインについては、直近2作がかなりユニークな見た目だったため、正統にかっこよさが追求されたデザインである。ストーリーの関係から、設定上のフルボトルの数と作中に登場するフルボトルの数が合わないが、それをある程度補完するためのネット限定の話が存在する。

 

 

第20作 仮面ライダージオウ
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現在放送中の記念すべき平成ライダー第20作目の作品。2068年からやってきた歴史改変を目論む “タイムジャッカー” たちが生み出す “アナザーライダー” と戦う戦士。主人公は、王様になりたいという夢を持つ、最低最悪の魔王 “オーマジオウ” になる未来が待つ高校生・常磐ソウゴ(奥野 壮)。ジオウの大きな特徴として、過去作品に登場するライダーの力を使うことができる。その点において、過去の仮面ライダーの姿そのものに変身して力を使うことができるディケイドとは異なり、ジオウは “アーマー” として身にまとう形でその力を使用する。また、過去作品のパラレルワールドに行っていたディケイドの世界観とは異なり、ジオウにおいては、過去作品の中の世界そのものに行って、当時の登場人物たちから力を受け継ぐ。ジオウが新たな力を身につけたとき、未来からソウゴを魔王にすべくやってきた魔王(ソウゴ)の従者・ウォズ / 仮面ライダーウォズ(渡邊圭祐)が「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え過去と未来を知ろしめす時の王者、仮面ライダージオウ ○○アーマーの誕生の瞬間である。」という口上を行う。現在放送中のため、物語が終盤にさしかかっている今から見ても間に合わないので、放送終了後にまとめて観るのをおすすめする。

 

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いかがだったでしょうか。

すべての説明文を読んだあなたはかなりの強者です。

平成の間にはこんなにもバラエティ豊かなライダーたちが誕生していたのです。

皆さんは、どのライダーを観ていましたか?

 

ジオウの放送が終了すると、いよいよ “令和ライダー” が始まるわけです。

東映の公式の発表を待たず、商標登録の動きなどから新ライダーの続報を出そうとする無粋なネットニュースがありますが、せっかくの令和第1作です。首を長くして公式発表を待ちましょうよ。

例年ですと、6~7月にかけてのところから少しずつ情報が解禁されるのではないかと思います。

 

今回は各ライダーの概要のみを書きましたが、のちのち個別のライダーごとの記事も書いてみたいなぁなんてことも考えています。

なので、この記事のタイトルにも「その1」と付したのです。

まぁ気が変わるかもしれませんので、それは悪しからず。

 

※各ライダーの画像のダウンロード先:

ツイッター応援! 平成仮面ライダーオールスターズキャンペーン|平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER オフィシャルサイト

 

YouTubeには、東映公式のチャンネルから作品の一部が公開されています。

東映特撮YouTube Official - YouTube

 

衝動

一番最初の記事で予告じみたことを言っていましたが、

今日はその小説です。短いです。拙いです。それでも良ければ読んでください。

 

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 多くの人で賑わう夜の歓楽街。煌々とネオンが輝いている。やはりここは苦手だ。そう思いながらも、早く家に帰りたかった私は、近道をするためにやむなくそこを通ることにした。すると、見るからに安そうなスーツを身に纏い、髪を明るく染めた一人の若い男がニコニコしながら近づいてきた。

「今夜、ウチでどうですか?いいの、揃ってますよ?」

なるほど。身の丈ほどの大きなコートを身に纏い、ニット帽を目深にかぶった私がどうやら男に見えたらしい。こんな不審な人間によく声が掛けられるな。そう思いながら私は煩わしそうに答えた。

「あの、私、女なんですけど。」

男は一瞬目を大きくしたが、何事もなかったかのように続けた。

「そんなのわかってますよ~!でないと声なんて掛けませんって!」

面倒くさいな。そう思った私はこう答えた。

「私、そういうの興味ないんで。」

男は狼狽える素振りも見せず、言葉を続ける。

「皆さん最初はそうおっしゃるんです!でも、一度ウチの店来た方は皆さんもれなくリピーターになってくれてます!ぜひどうですか?」

そこまで言われると逆に興味が湧いてくるが、そんなことより私は早く家に帰りたい。やむなくこう言った。

「じゃあ、もう面倒くさいんですぐに終わるやつにしてください。どのくらい時間かかりますか?」

男は目を輝かせた。

「ほ、本当ですか!?五分もあれば十分楽しめます!ど、どうぞ!こちらです!」

そう言いながら男は私を案内する。歓楽街から一つ筋を入ったようだが、興味がなかった私は、そんなに早く済むのか、などと考えながら男についていった。

 薄暗い路地を少し歩くと、とある古そうなビルに着いた。男が言った。

「ちょっと準備させるんで、待っててください!」

何の準備だろうと思ったが、早く帰れるなら何でもいい。一分も経たないうちに男がドアから出てきた。

「どうぞ!お入りください!入口は暗くなってるんで気を付けてくださいね!」

そう言われたので恐る恐る入る。後ろで重そうなドアが閉まり、部屋の電気がついた。私は言葉を失った。

「貴女もこうなるんですよ?」

耳元で聞こえていた男の声が遠のき、気が付くと頭部を失った自分の体を見上げていた。

「——これでまた一つ、僕のコレクションが増えた。」

そういうと男は首から下の部分を始末して、床に転がっている首を拾った。まだ赤い血が流れ落ちている。男は恍惚の表情を浮かべながら、同じような首が並べられているガラス製の棚にそれを並べて置いた。

「まだ足りないなあ。」

そう呟いて男は血が付いたスーツを着替え、また賑やかな歓楽街へと消えていった。

※この物語はフィクションです。 

 

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私が書く小説は大抵こんな感じです。

もっと鳥肌が立つようなサイコ野郎が登場する話もあります。

ご要望があれば、もっとポップな話も書きますが、

私はこういうゾワッとする話が好きなのでそればっかり書きます。

 

別の話が読みたければ催促してください(笑)