tairoの徒然日記

心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書く日記

発想の転換 -禁止の苦痛から逃れるには-

 何かを禁止するのって結構難しいですよね。「炭水化物禁止」とか。パンドラの匣じゃないですけど、ダメだと言われたことって、なぜだか本能的にしたくなったりしませんか?

 実は私は2年前に朝以外の食事で炭水化物を摂ることを禁止していたのですが、なぜだか苦痛に感じなかったんですよね。理由はいくつか思い付きます。でも、何かを我慢するのってめちゃくちゃ苦しいと思うんです。何で苦痛じゃなかったのかなぁと考えたときに、私自身が無意識的に発想の転換をしていたということに最近気づきました。それは、「炭水化物を禁止している」のではなく、「野菜やタンパク質をしっかり摂る」ことを考えていたというものです。と言うのも、「何かを禁止する」ということは、その何かに対して強烈な意識が向いてしまうということです。なので、他のことに注意を向けることによってそれを禁止することが、禁止の苦痛から逃れる1つの方策ではないかと思うのです。

 なぜ今さらこんなことに気づいたのかと言うと、あるYouTuberが似たようなことを言っていたんです。そのYouTuberは「野球YouTuber」と呼ばれる人たちの中の1組「トクサンTV」に登場するアニキと呼ばれる人です。どのスポーツにおいても、理屈でスポーツする人と感覚でスポーツする人の2種類がいる訳ですが、この方は完全に前者で、「トクサンTV」においても、アニキが自身の野球論・投手論を語る動画は、チャンネル内でも非常に人気のあるコンテンツとなっています。その中の1つに、アニキがチーム全体への指示について語った動画がありました。アニキは「打者に低めを打たせないように指示を出す時に、『低めは絶対に打つな』と言うと、それを必要以上に意識してしまってつい手が出てしまい、高めのボールが見えなくなる。そうではなくて、『低めは捨てていい。低めに集められて三振でも全然いいから、とにかく高めを逃さず打て』と言えば、打者は高めばかりを意識するようになって、低めに自然と手を出さなくなる。」と、おおよそこんなことを言っていました。野球をしたことがない人には何の事やらさっぱりだと思いますが、野球経験者の私にしてみれば、まさに目から鱗が落ちるようでした。

 「絶対にするな」と言われたことほど、意識してしまう。これが人間の思考回路なのです。逆に、言われたことを上手く脳内変換できれば、禁止事項を苦痛なく禁止できるようになるという、1種のマインドコントロールのようなものだとも言えるでしょう。意識するポイントを少しだけ変えれば、「禁止する」という行為をストレスフリーで行うことができるのですから、何かを禁止する必要があるときにはかなり役に立つ考え方ではないでしょうか。

 

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