tairoの徒然日記

心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書く日記

平成ライダー布教活動その1

いよいよ記事のストックも切れまして、何を書こうか考えていたのですが、せっかくなので、今日はひとつ、私の趣味について知ってもらいましょう。

 

題して、

平成仮面ライダー布教活動その1」!!

 

まず、皆さんが仮面ライダーと聞いて思い浮かぶのはこの人たちでしょう。f:id:tairo0079:20190510105119j:image

 

この人は昭和の人です。

はっきり言って平成とは世界がまるで違います。

 

平成ライダーの大きな特徴としては、はるかに精密に作りこまれたその中身です。

決して昭和ライダーのクオリティが低いわけではありません。

昭和ライダーには、昭和ライダーの良さがあります。

ただ、平成ライダーは特にそのストーリー性が

昭和とは比べものにならないほど高いのです。

とりわけ、ここ4~5年くらいのストーリー性は異常なほど高いです。

 

逆に言えば、昭和ライダーは誰にもわかる単純明快なストーリー展開が特徴の1つです。

ざらついた映像が気にならない人はぜひ観てみてください。

 

さっきから何度も 平成ライダー という言葉を使っていますが、

ファンの中では、

昭和に放送された仮面ライダーを“昭和ライダー

平成に放送された仮面ライダーを“平成ライダー

と呼ぶ風潮があるので、それにならっています。

 

また、昭和平成に限らず、その中にさらに区切りがあります。

昭和については、正直私自身もそんなに詳しくはないので触れないことにしますが、

平成については、“平成1期”“平成2期” という区切りが存在します。

 

クウガ~ディケイドまでが1期、W(ダブル)~ジオウまでが2期です。

 

せっかくなので、平成ライダー全20作品を紹介しましょうかね。

最初に言っておきますが、基本的に作品ごとのストーリー上の関係性はないです。

なので、興味を持った作品から観てみるといいでしょう。

なお、各作品の概要については、筆者の独自見解などが多く含まれますので、その点は予めご了承ください。

また、出演者の別作品への出演に言及する際に「仮面ライダーディケイド」及び「仮面ライダージオウ」への出演がある場合、そちらは省略します。物語の性質上、とりあげると説明がややこしいからです。

 

目次をつけておくので、そちらを参考にしてもらっても構いません。

というか、間違いなく史上最長の記事になると思いますので、

好きなところだけ読んでください。

 

 

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平成1期

第1作 仮面ライダークウガ

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長野県九郎ヶ岳遺跡から発掘された古代のベルト “アークル” の力で、ベルトと同時に甦った未確認生命体 グロンギ と戦う戦士。主人公は、2000の技を持つ男を自称し、自由気ままに各地を冒険する途中で九郎ヶ岳の発掘現場に立ち寄り、アークルを装着してしまった青年・五代雄介(オダギリジョー)。古代の力を使って戦うが、その運用方法は古代文字の解読によって判明し、パワーアップしていく。作品独自の古代文字や、グロンギが話す “グロンギ語” など、細かい設定にも手がかかっており、「原点にして頂点」という声も少なくない。しかし、設定上の固有名詞などは作中に登場しないこともある(クウガの個別のフォーム名など)ので、気になる人は個人的に調べる必要があるだろう。本記事の執筆時、筆者はちょうどおさらい中である(20話前後まで)ため、今後の展開を非常に楽しみにしている。  なお、ヒロインの沢渡桜子(村田和美)は、筆者が選出するシリーズ登場の女性キャラ3傑の1人。

 

第2作 仮面ライダーアギト

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謎の力 “ΑGITΩ” (アギト) に目覚めた人々を狙う “アンノウン” と戦う戦士。主人公はあかつき号という客船の事故により記憶を失った青年・津上翔一(賀集利樹)。翔一自身もアギトに目覚めた一人であり、翔一の体に発現した変身ベルト “オルタリング” の力を使って戦うこと以外は、その能力の説明は困難。また、シリーズで初めて警視庁開発のライダーシステム(本作では「G3システム」と呼ばれる)が登場。装着者は氷川 誠(要 潤)。謎の力アギトの根源が一体何か、あかつき号との関係性などから解き明かすというストーリー展開になる。しかし、人びとに発現する力が何であったのかは、作品を見た人の解釈によって、その見解が異なるであろう。物語の鍵を握る謎の少年役を幼き頃の神木隆之介が演じている。ヒロイン・風谷真魚役の秋山莉奈は後の作品「仮面ライダー電王」にて、時の列車・デンライナーの添乗員ナオミ役で再出演している。

 

第3作 仮面ライダー龍騎

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ミラーワールドと呼ばれる平行世界に存在するミラーモンスター・ドラグレッダーと契約し、その力を使って戦う戦士。主人公はOREジャーナル(オレ ジャーナル)の記者・城戸真司(須賀貴匡)。ライダー同士がバトルロイヤルを行うという特異なストーリー展開を見せ、そのライダー数は13人に上る(それらを総称し “13ライダー” と呼ぶ)。また、ミラーワールドから鏡を通して人間界に出現する、誰の契約モンスターでもない野良のミラーモンスターとも戦うことになる。登場するライダーは全員が専用の “カードデッキ” を使い、契約モンスターの力を宿した アドベントカード” を用いて戦う。作中では、科学者である香川英行(神保悟志)が独自のカードデッキを開発するが、前述の13ライダーには含まれず、また、後のシリーズ「仮面ライダーディケイド」には、更に新たなライダーが登場するが、こちらも含まれない。全てのライダーが専用のカードデッキを用いて戦う点は、当時遊戯王などのTCGが流行していたという時代背景がもとになっていると言われており、当作以降、その時代の流行などを取り入れた演出が行われるようになる。ファンの中では、最終回の展開をめぐり、作品自体の好みがわかれている。筆者の評価としては、全体のストーリー展開は非常によかったが、最終回に釈然としない部分があったために、少し残念。由良吾郎役の弓削智久は「仮面ライダーカブト」にて、ZECTの幹部・三島正人役で、また、「仮面ライダー鎧武」にて、主人公のアルバイト先の店『ドルーパーズ』の店主・阪東清治郎役で計3度出演している。

 

第4作 仮面ライダーファイズ

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人を襲う怪人オルフェノク と戦う戦士。主人公はクリーニング屋の手伝いをしている青年・乾 巧(半田健人)。登場するライダーは、携帯電話や懐中電灯、カメラなどの電化製品を模した武器を用いて戦う。本作では、巧の複雑な立ち位置から巻き起こる周囲との関係性に関わる描写が多いが、いじめや嫌がらせなどの陰鬱な演出が非常にリアル。また、2号ライダーである仮面ライダーカイザの変身者・草加雅人(村上幸平)の個性の強さがファンの中で話題で、特にオルフェノクに対する嫌悪は相当なもので、視聴者の中には不快感を示す人も少なくない。また、人間としての心とオルフェノクとしての心の両方を持つスパイダーオルフェノク / 澤田亜希(綾野 剛)や、オルフェノクという存在を認めさせようとライダーたちと戦うホースオルフェノク / 木場勇治(泉 政行)のように、ただの怪人というわけではなく、人間ではないが明確な人格を持つ者として、ライダーたちと敵対するという構図を取っていた。そのためこれまでのシリーズよりも、視聴者の心に深く刺さりやすい重い展開が増えてしまった。なお、『劇場版仮面ライダーファイズ パラダイスロスト』は、平成ライダー史上最高傑作であると信じて疑わない。

 

第5作 仮面ライダー剣(ブレイド)

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カードの封印から解き放たれた怪物 “アンデッド” を再度封印すべく戦う戦士。主人公はBORDER(ボーダー)に勤めるサラリーマン・剣崎一真(椿 隆之)。シリーズ初の職業ライダーとして話題になった。アンデッドの力を封印した “ラウズカード” を使ってアンデッドを封印するという、さながら『目には目を歯には歯を』とも言えるような戦闘スタイル。ストーリーとしては、それぞれのライダーたちを取り巻く人間関係の描写がメインになりつつ、力をつけすぎることへの危惧も表現。ファンの中では、出演者の滑舌の悪さをネタにした通称 “オンドゥル語” が誕生。キャラクターやそれを演じた役者の人をオンドゥル語由来の愛称で呼ぶことが多い。代表的なオンドゥル語には “ダディヤナザン!オンドゥルルラギッタンディスカー!(橘さん!本当に裏切ったんですかー!)” というのがある。調べてみると相当面白いので、こういう別視点からも楽しむことができる作品でもある。ラウズカードのモチーフはトランプであり、その絵柄は昆虫や動物となっていて、子どもが親しみを持ちやすいデザインになっている。橘 朔也 / 仮面ライダーギャレン役の天野浩成は「仮面ライダーフォーゼ」にて天ノ川学園高校の校長・速水公平役で再出演している。なお、ヒロインの広瀬 栞(江川有未)は、筆者が選ぶシリーズ登場女性キャラ3傑の1人。

 

第6作 仮面ライダー響鬼
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現代に存在する妖怪 魔化魍(まかもう)” を “清めの音” によって退治する “鬼” として戦う戦士。変身者は、魔化魍退治を組織的に行うグループ “猛士” に所属する鬼の1人・ヒビキ(細川茂樹)。ヒビキは主人公ではなく、ひょんなことからヒビキの魔化魍退治に同行することになる少年・明日夢(栩原楽人)が主人公。なお、画像のポーズは、ヒビキ特有のあいさつ。その他、同僚のイブキ / 仮面ライダー威吹鬼(渋江譲二)トドロキ / 仮面ライダー轟鬼(川口真五)も、特徴的なポーズのあいさつがある。音による攻撃 “音撃” を行うため、本作に登場する鬼たちは全員、楽器を模した武器を用い、ライダーキックを使わずに敵を倒す。本作の大きな特徴は、独特なカット割り、鬼という名の正義の味方、ライダーではない人物を主人公にする、音の力で敵を倒すなど、これまでに類を見ない斬新な演出である。しかし、設定が少し複雑である上にダークな演出も多かったことから子どもからの人気が得られず、中盤から脚本家が変わるなどの大きな方向転換が図られ、結果として作品全体の統一性が皆無となってしまった。それ以外にも、出演者たちが軒並み売れなかったことや、細川茂樹にトラブルが起きたことなどから、呪われた作品との呼び声も高い。ザンキ / 仮面ライダー斬鬼役の松田賢二は、「仮面ライダーキバ」に登場するガルル族の末裔・次狼役で、桐谷京介役の中村優は、「仮面ライダー電王」にて、2号ライダーである仮面ライダーゼロノス / 桜井侑斗役、また、トドロキ役の川口は、「仮面ライダーウィザード」にて、主人公と同様に魔法使いとなる資格を得た青年・山本昌宏 / 仮面ライダーメイジ(緑)役で、それぞれ再出演している。なお、筆者個人は、見た目だけなら、本作に登場するライダーたちが平成ライダーで最も格好いいと思っている。

 

第7作 仮面ライダーカブト
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“渋谷隕石” と呼ばれる隕石の影響で出現し、人間に擬態して生活している “ワーム” と戦う戦士。主人公は、自らを「天の道を行き、総てを司る男」と称するフリーター・天道総司(水嶋ヒロ)。また、ZECTの職員である加賀美 新 / 仮面ライダーガタック(佐藤祐基) が、天道と並び、もう1人の主人公ともいわれる。ZECT(ゼクト)という組織がライダーを一応は管轄しており、カブトを含め、登場するライダーは全員 “クロックアップ” と呼ばれる一定時間、超高速移動が可能な能力を持つ。ストーリーは基本的にワームの謎の解明を軸に進むが、天道の存在が作品を通して謎に包まれており、少々話の筋をつかみにくい印象。全体的にシリアスな展開になっているが、時折とんでもないコメディ展開をぶち込んでくるため、視聴者はほぼ間違いなく混乱する。中盤から終盤にかけて闇落ちしたキャラが再登場すると、登場人物たちの個性は飽和状態となる。とは言え、ストーリーの構成は、シリーズの中でも指折りの完成度であろう。 作中では、天道の『おばあちゃんが言ってた』というフレーズで始まる、 “天道語録” とも呼ばれるセリフが特徴的で、絶妙なメッセージ性と、どことない語感の良さが視聴者の支持を集めた。

 

第8作 仮面ライダー電王
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時の運行を妨げ、過去を変えようと未来から来た存在 “イマジン” と戦う戦士。主人公は、「ギネス級」の不運体質で、喧嘩も弱いが、人一倍優しい心を持つ青年・野上良太郎(佐藤 健)。良太郎自身は“特異点”という、時の運行に影響を与えない存在。イマジンであるモモタロス(CV:関 俊彦)ウラタロス(CV:遊佐浩二)キンタロス(CV:てらそままさき)リュウタロス(CV:鈴村健一)らの力を借りて戦う。画像はモモタロスの力を借りた “ソードフォーム” で、電王の基本フォームと言っても過言ではない。物語では終始、登場人物たちの強烈な個性に目がいきがちだが、良太郎の姉である愛理(松本若菜)が物語の鍵を握り、それに沿ってストーリーが展開される。個性の強い登場人物と、綿密に作りこまれたストーリーを両立した平成ライダーの中でも屈指の名作。また、作中では電王がバイクで時の列車・デンライナーを操縦するシーンがあり、話題となった。良太郎の友人役で満島ひかりも出演している。

 

第9作 仮面ライダーキバ

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人間から生命エネルギーを吸って生きている吸血鬼のような怪物 “ファンガイア” と戦う戦士。主人公は、バイオリン職人・紅 渡(瀬戸康史)。渡に眠るキバの力を覚醒させるキバット族の相棒・キバットバット3世(CV:杉田智和)と共に戦う。シリーズ史上初の2世代同時進行的に物語が進み、現在(2008年)の主人公は紅 渡であるが、過去の主人公は渡の父親である紅 音也(武田航平)であり、この2人を軸に、2つの時間軸で同時に話が進む。1つの話の間に過去と現在を行ったり来たりするために混乱しやすく、このストーリー展開は筆者も正直あまり得意ではない。ただ、内容の作り込みは素晴らしいものがあり、同時進行であることの特徴を強く活かしたストーリーが展開される。キバは、他の種族を統べる者としての役割も果たしており、キバット族のみならず、ガルル族バッシャー族ドッガ族などの力を使って戦う。音也役の武田は、「仮面ライダービルド」にて、北都の戦士・猿渡一海 / 仮面ライダーグリス役で再出演している。

 

第10作 仮面ライダーディケイド
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“世界の破壊者” と呼ばれるディケイドが様々なライダーがいる世界をまわるため、外敵とは戦わない。変身者は、自らを受け入れてくれる世界を探しているという、特徴的な形をしたマゼンタカラーのカメラを常に持ち歩いている青年・門矢 士(井上正大)。ディケイドは、過去の平成ライダー(1号ライダーのみ)にも変身(フォームチェンジ)できる上、各ライダーを武器のように変形(?)させて戦うこともできる。それぞれの世界には、これまでの平成ライダー9作品の1号ライダーが全て登場するが、その世界は過去作品のパラレルワールドであるという設定のため、当時と同名の人物を当時のキャストが演じても、当時と全く別人格の人間が登場することとなり、ファンの中でも賛否両論あった。また、平成ライダーの変革と夏休み商戦における映画の興行収入アップを図ってか、TVシリーズを従来の半分の期間で打ち切り、TVシリーズ最終回直後の夏の映画を作品としての最終回とする手法をとった。しかし、批判が殺到し、最終回ではなくTVシリーズの補完という形の作品になったために、TVシリーズで解明されなかった謎をそのまま残してしまう不本意な結果となった。それまで春前ごろに始まり、1年間放送されていた平成ライダーは、平成2期への移行と同時に夏スタートから1年間放送に変わることになった。

 

平成2期

第11作 仮面ライダーW(ダブル)
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風の街・風都(ふうと)に密かに出回る、自然の力を宿したメモリである “ガイアメモリ” の力で人間が変身するドーパント を相手に戦う、2人で1人の戦士。変身者は、鳴海探偵事務所で先代の跡を継いで私立探偵を営む、「ハーフボイルド」でお馴染みの左 翔太郎(桐山 漣)と、翔太郎の助手的役割を果たす、不思議な力を宿した少年・フィリップ(菅田将暉)の2人。本作は、主にフィリップがいかなる存在であるか、という点に重きが置かれて物語が進行する。先述の通り、相手は基本的に人間であるため、必殺技は “メモリブレイク” という名前になり、ドーパントの体内にあるメモリのみを破壊するという特殊な攻撃を行う。W自身も翔太郎とフィリップそれぞれが持つガイアメモリを2本使って変身するが、身体に直接メモリを打ち込むドーパントと違い、“ダブルドライバー” と呼ばれるベルトを用いて変身する。伝統のライダーキックは、使用するガイアメモリの力により、「はんぶんこキック」とも呼ばれる独特な形に変化。その他、2人それぞれがメモリを3本ずつ持っており、組み合わせ次第で6フォームにチェンジ可能。翔太郎のメモリは主に戦闘スタイル、フィリップのメモリは戦闘に使用する能力を決定する。

 

第12作 仮面ライダーオーズ
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現代に復活した怪人 “グリード” と、彼らが人間の欲望から生みだした怪物 “ヤミー” と戦う戦士。主人公は、世界を旅する旅人・火野映司(渡部 秀)。また、右腕のみしか復活できず、死にかけていた刑事・泉 信吾の体を利用し何とか自由な体を手にした、赤いメダルの力を使うグリードの1人・アンク(三浦涼介)が、映司との利害の一致により、行動を共にする。変身に使われるベルト “オーズドライバー” はアンクと同時に復活したもので、“” という、色で属性が決まり、描かれた動物の能力を宿したメダルを3種類組み合わせて変身する。コアメダルはグリードたちの力の根源にもなっている。本作では、人間の欲望のあり方というものに強く焦点を当ててストーリーが展開する。シリーズ史上初めて、“ベルトが歌う” という演出が取り入れられ、作中で「歌は気にするな」とアンクが発言するほどで、世間に大きな衝撃を与えた。また、メダルの組み合わせ次第でフォームチェンジが可能で、そのフォーム数は127種に上り、圧倒的インフレを起こした。ただ、ベルトから歌が流れるのは、同色3種のメダルの組み合わせで、メダルからより強い力を得ることができる “コンボ” の時のみ(ただし、コンボのみ他色3種のコンボ)。

 

第13作 仮面ライダーフォーゼ
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天ノ川学園高校(通称・天高)という学園内で、何者かによって生徒らに与えられる “ゾディアーツスイッチ” の力で、生徒たちが変身する “ゾディアーツ” と戦う戦士。主人公は、リーゼントに短ラン、腿の緩いズボンというわかりやすい昭和ヤンキーの服装が目印で、「この学校のヤツ全員と友だちになる男」と自称する転校生・如月弦太朗(福士蒼汰)。使用するライダーシステムは、弦太朗のクラスメイト・歌星賢吾(高橋龍輝)の父親が開発した物で、宇宙の神秘・コズミックエナジーを宿す “アストロスイッチ” の力を使って戦う。一度に使えるスイッチの力は4つまでで、フォーゼの両腕両足のいずれかにモジュールとして発現し、力を解放する。本作もWと同様に戦う相手が人間であるため、使用したゾディアーツスイッチを破壊するために、“リミットブレイク” と呼ばれる必殺技を使用する。なお、必殺技の名前はすべて弦太朗がつけており、センスの無さが爆裂した技名になっている。舞台が高校ということで、校内では秘密裏に『仮面ライダー部』として活動するが、のちに天高の教師である大杉忠太(田中卓志アンガールズ)に存在を知られてしまい、彼に顧問になってもらうという展開を見せる。また、物語の中盤あたりから2号ライダーの仮面ライダーメテオが登場し、変身者・朔田流星(吉沢 亮)の痛々しいキャラ設定がファンの中でも話題になった。

 

第14作 仮面ライダーウィザード
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“ゲート” と呼ばれる高い魔力を持つ人間を絶望させることにより、その人間から誕生する怪物 “ファントム” と戦う戦士。主人公は、自らも絶望によりドラゴンのファントムを生み出すも、自力で自らの精神世界に閉じ込めることができた元ゲートである青年・操真晴人(白石隼也)。自らの魔力を指輪に転嫁して、その能力を発揮する戦闘スタイルで、その指輪は、晴人が居候している骨董品店・面影堂の店主・輪島 繁(小倉久寛)が製作する。物語終盤にかけて、晴人同様に自力でファントムを押さえ込み、魔法使いとなる資格を得た人たちが次々と出てくる。ストーリーはかなり凝った内容で、主にはヒロインのコヨミ(奥仲麻琴)の存在を解明していく方向へ展開される。なお、筆者は後に登場する2号ライダー・仮面ライダービースト / 仁藤攻介(永瀬 匡)が大好き。また、作中における最初のファントムの被害者で、晴人に助けられて以降サポート役に回ることになる刑事・大門凛子(高山侑子)が、女性キャラ3傑に入る。

 

第15作 仮面ライダー鎧武

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“クラック” と呼ばれる、空間に突如開いた穴から人間界に現れる、“ヘルヘイムの森” と呼ばれる異世界に住む怪物 “インベス” たちと戦う戦士。主人公は、『チーム鎧武』というダンスチーム(作中では『ビートライダーズ』と呼ばれる)に所属する青年・葛葉紘汰(佐野 岳)。作中では、仮面ライダーたちは『アーマードライダー』という呼称となる。物語の舞台となる街・沢芽(ざわめ)市に本社を置く一大企業のユグドラシル・コーポレーションは、ヘルヘイムの森の研究活動を行っており、ロックシードの製造もこの会社が行っている。本作では、ロックシードが果実から生まれるという設定のためか、すべて果物ないしは木の実がモチーフとされている。そして、登場するライダーは和・洋・中様々な種類の鎧を身にまとう、斬新なデザインのライダーたちが登場する。平成初期の4作品に強いリスペクトがあると言われ、例えば、物語終盤に登場するオーバーロードインベス”グロンギのような独自言語を用いていることなどからもその様子を窺い知れる。ストーリー展開は、ヘルヘイムの森の謎の解明を軸としているが、ファイズのような鬱展開になっていくため、ファンの中でも評価の賛否が分かれている。しかし、作品自体は現在でも人気で、新作舞台が上映されるほどである。出演者には、先に紹介した弓削智久だけでなく、物語のキーマン・呉島光実 / 仮面ライダー龍玄役の高杉真宙や沢芽市のローカルラジオ番組のDJを務めるDJサガラ / 仮面ライダーデューク役の山口智充、紘汰の姉・役の泉 里香など、今考えればかなり豪華なキャスティングがされている。

 

第16作 仮面ライダードライブ
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“重加速(作中の一般的呼称は “どんより” )” という怪現象を発生させ、様々な事件を引き起こす怪人 ロイミュード と戦う戦士。変身者は、半年前に起こった大規模な重加速による事件 “グローバルフリーズ” で同僚を失い、やる気をも失っていた警視庁特別状況下事件捜査課、通称・特状課に所属している警察官・泊 進ノ介(竹内涼真)。シリーズ史上初めてベルトが意思を持つ上、ライダーを名乗りながら、1号ライダーがバイクを一切運転しないという斬新な設定となっている。ストーリーは少し複雑で、特にロイミュードを統べるハートロイミュード(蕨野友也)と進ノ介との関係性について注視して描かれている。作品を通して非常に強いメッセージ性を持っており、人間と人間でないものの違いは何か、ロイミュードは果たして本当に悪なのかというようような疑問をも抱かせる、深く作り込まれたストーリー性がある。作中では、進ノ介の上司にあたる本願寺 純(片岡鶴太郎)が、実戦ではないが、1度だけ仮面ライダーに変身しており、仮面ライダーに変身した最年長記録を更新した。また、進ノ介のセリフは、車に関わる独特の言い回しが多く、それを真似する子どもも少なくなかった。

 

第17作 仮面ライダーゴースト
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謎のアイテム “眼魂(アイコン)” を追って異世界からやってきた怪物 “眼魔(ガンマ)” と戦う戦士。主人公は、18歳の誕生日に偶然眼魔に出くわし、殺されてしまった(第1話)高校生・天空寺タケル(西銘 駿)。1度死んでしまったが、謎の仙人(竹中直人)から変身する力を得て復活。様々な偉人の力を宿した眼魂を駆使して眼魔と戦う。眼魔の世界からはアラン / 仮面ライダーネクロム(磯村勇斗)が刺客として現れ、タケルたちを苦しめるが、途中からは仲間として共に戦うことになる。ストーリーは命を扱うにしてはかなりポップな内容で、大天空寺の住職・御成(柳 喬之)や、タケルのサポート役に回る気まぐれな幽霊・ユルセン(CV:悠木 碧)らを筆頭に初期からキャラが飽和状態でカオス。シリアスとコメディの温度差がカンストしており、その振り幅は「仮面ライダーカブト」と遜色ない。だが、真面目に観ると平成2期たる高い完成度のストーリーとなっている。重い展開になる作品が多かった平成2期の流れを猛烈に断ち切る作品なので、初心者でも気軽に楽しめる作品なのではないか。ちなみに、ある球を7つ集める某アクションアニメとストーリーが似ているなんてことは言ってはいけない

 

第18作 仮面ライダーエグゼイド
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ゲームのバクを引き起こすウィルスが突然変異し、人間に感染することでその存在が証明された “バグスターウィルス” 。その感染者( “ゲーム病”患者 )から実体化するウィルスの集合体 “バグスター” の撲滅を目指す戦士。主人公は、普段は心優しくもドジでおっちょこちょいだが、1度ゲームを始めると人格が180度変わってしまう、成都大学付属病院の小児科研修医・宝生永夢(飯島寛騎)。その他、永夢を含めた4人の医者が仮面ライダーに変身し(作中では総称して “ドクターライダー” と呼ばれる)、ゲームを治療法として使用するために、変身ベルト “ゲーマドライバー” が開発された。ストーリー展開は大きく3つにわかれ、ゲーマドライバーに隠された陰謀を解明する1部、“伝説のクリスマス回” から始まる怒涛の展開で視聴者をざわつかせた2部、そして真の黒幕の登場から最終局面に突入する3部とストーリーが展開する。シリーズ屈指の名作と言え、シリアスとコメディのバランスが絶妙。ライダーの見た目の奇抜さから、放送前から不安の声が絶えなかったが、放送終了後は、多くのファンが作品の神脚本ぶりを高く評価した。また、キャラの個性もいい意味で目立っており、ゲーマドライバー製造に携わるゲーム会社・幻夢コーポレーションの社長・檀 黎斗(岩永徹也)の物語後半のキャラの迷走ぶりがファンの中で話題となった。またヒロインの仮野明日那(松田るか)は良性バグスターのポッピーピポパポが世を忍ぶ仮の姿であるが、ファンは明日那派とポッピー派に分かれ論争が各地で繰り広げられた。ちなみに筆者は圧倒的ポッピー派。なお、ドクターライダーの1人・九条貴利矢 / 仮面ライダーレーザー(小野塚勇人)がシリーズ史上1番好きなキャラ。かっこよすぎ。

 

第19作 仮面ライダービルド
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火星で発見された “パンドラボックス” から突如出現した巨大な壁 “スカイウォール” が日本を “東都” “北都” “西都” の3つに分断した世界で、怪物 “スマッシュ” と戦う戦士。主人公は、東都にある喫茶店nascita(ナシタ)のマスター・石動惣一(前川泰之)に拾われた記憶喪失の自称天才物理学者(フリーター)・桐生戦兎(犬飼貴丈)。変身には、“ビルドドライバー” というベルトと、スマッシュから採取した成分を元に作られた “フルボトル” と呼ばれるアイテムを2本使用する。フルボトルの生成には、ヒロインの石動美空(高田夏帆)が持つ謎の力が必要。そのなかで、2本の成分をより効果的に使うことができる “ベストマッチ” と呼ばれる組み合わせが存在し、それに変身 / フォームチェンジする際には、ベルトからベストマッチ専用の音声・セリフが流れる。ちなみに、画像の “ラビットタンクフォーム” の時には「鋼のムーンサルト!」というセリフが流れる。ストーリーは主に、東都編、北都編、西都編というように、舞台が変わるごとに展開が変わる。本作も前作「エグゼイド」に負けじ劣らない神脚本であると、ファンの中でも非常に高い人気を得ている。ライダーのデザインについては、直近2作がかなりユニークな見た目だったため、正統にかっこよさが追求されたデザインである。ストーリーの関係から、設定上のフルボトルの数と作中に登場するフルボトルの数が合わないが、それをある程度補完するためのネット限定の話が存在する。

 

 

第20作 仮面ライダージオウ
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現在放送中の記念すべき平成ライダー第20作目の作品。2068年からやってきた歴史改変を目論む “タイムジャッカー” たちが生み出す “アナザーライダー” と戦う戦士。主人公は、王様になりたいという夢を持つ、最低最悪の魔王 “オーマジオウ” になる未来が待つ高校生・常磐ソウゴ(奥野 壮)。ジオウの大きな特徴として、過去作品に登場するライダーの力を使うことができる。その点において、過去の仮面ライダーの姿そのものに変身して力を使うことができるディケイドとは異なり、ジオウは “アーマー” として身にまとう形でその力を使用する。また、過去作品のパラレルワールドに行っていたディケイドの世界観とは異なり、ジオウにおいては、過去作品の中の世界そのものに行って、当時の登場人物たちから力を受け継ぐ。ジオウが新たな力を身につけたとき、未来からソウゴを魔王にすべくやってきた魔王(ソウゴ)の従者・ウォズ / 仮面ライダーウォズ(渡邊圭祐)が「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え過去と未来を知ろしめす時の王者、仮面ライダージオウ ○○アーマーの誕生の瞬間である。」という口上を行う。現在放送中のため、物語が終盤にさしかかっている今から見ても間に合わないので、放送終了後にまとめて観るのをおすすめする。

 

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いかがだったでしょうか。

すべての説明文を読んだあなたはかなりの強者です。

平成の間にはこんなにもバラエティ豊かなライダーたちが誕生していたのです。

皆さんは、どのライダーを観ていましたか?

 

ジオウの放送が終了すると、いよいよ “令和ライダー” が始まるわけです。

東映の公式の発表を待たず、商標登録の動きなどから新ライダーの続報を出そうとする無粋なネットニュースがありますが、せっかくの令和第1作です。首を長くして公式発表を待ちましょうよ。

例年ですと、6~7月にかけてのところから少しずつ情報が解禁されるのではないかと思います。

 

今回は各ライダーの概要のみを書きましたが、のちのち個別のライダーごとの記事も書いてみたいなぁなんてことも考えています。

なので、この記事のタイトルにも「その1」と付したのです。

まぁ気が変わるかもしれませんので、それは悪しからず。

 

※各ライダーの画像のダウンロード先:

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衝動

一番最初の記事で予告じみたことを言っていましたが、

今日はその小説です。短いです。拙いです。それでも良ければ読んでください。

 

————

 多くの人で賑わう夜の歓楽街。煌々とネオンが輝いている。やはりここは苦手だ。そう思いながらも、早く家に帰りたかった私は、近道をするためにやむなくそこを通ることにした。すると、見るからに安そうなスーツを身に纏い、髪を明るく染めた一人の若い男がニコニコしながら近づいてきた。

「今夜、ウチでどうですか?いいの、揃ってますよ?」

なるほど。身の丈ほどの大きなコートを身に纏い、ニット帽を目深にかぶった私がどうやら男に見えたらしい。こんな不審な人間によく声が掛けられるな。そう思いながら私は煩わしそうに答えた。

「あの、私、女なんですけど。」

男は一瞬目を大きくしたが、何事もなかったかのように続けた。

「そんなのわかってますよ~!でないと声なんて掛けませんって!」

面倒くさいな。そう思った私はこう答えた。

「私、そういうの興味ないんで。」

男は狼狽える素振りも見せず、言葉を続ける。

「皆さん最初はそうおっしゃるんです!でも、一度ウチの店来た方は皆さんもれなくリピーターになってくれてます!ぜひどうですか?」

そこまで言われると逆に興味が湧いてくるが、そんなことより私は早く家に帰りたい。やむなくこう言った。

「じゃあ、もう面倒くさいんですぐに終わるやつにしてください。どのくらい時間かかりますか?」

男は目を輝かせた。

「ほ、本当ですか!?五分もあれば十分楽しめます!ど、どうぞ!こちらです!」

そう言いながら男は私を案内する。歓楽街から一つ筋を入ったようだが、興味がなかった私は、そんなに早く済むのか、などと考えながら男についていった。

 薄暗い路地を少し歩くと、とある古そうなビルに着いた。男が言った。

「ちょっと準備させるんで、待っててください!」

何の準備だろうと思ったが、早く帰れるなら何でもいい。一分も経たないうちに男がドアから出てきた。

「どうぞ!お入りください!入口は暗くなってるんで気を付けてくださいね!」

そう言われたので恐る恐る入る。後ろで重そうなドアが閉まり、部屋の電気がついた。私は言葉を失った。

「貴女もこうなるんですよ?」

耳元で聞こえていた男の声が遠のき、気が付くと頭部を失った自分の体を見上げていた。

「——これでまた一つ、僕のコレクションが増えた。」

そういうと男は首から下の部分を始末して、床に転がっている首を拾った。まだ赤い血が流れ落ちている。男は恍惚の表情を浮かべながら、同じような首が並べられているガラス製の棚にそれを並べて置いた。

「まだ足りないなあ。」

そう呟いて男は血が付いたスーツを着替え、また賑やかな歓楽街へと消えていった。

※この物語はフィクションです。 

 

————

 

私が書く小説は大抵こんな感じです。

もっと鳥肌が立つようなサイコ野郎が登場する話もあります。

ご要望があれば、もっとポップな話も書きますが、

私はこういうゾワッとする話が好きなのでそればっかり書きます。

 

別の話が読みたければ催促してください(笑)

紙切れと言えどカネはカネ

令和になって変わる事は色々ありますが、

そのひとつに紙幣の変更がありますね。

新紙幣の顔は、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎でしたかね。

慣れ親しんだ英世、樋口、諭吉ともお別れです。

(決して、使えなくなる訳ではないのですが。)

 

何か感慨深いものを感じなくもないですが、

あんな紙切れにそんな価値が付くのも何だか不思議ですね。

 

そう考えるようになったきっかけがあります。

と言うのも、先日授業で興味深い話を聞いたのです。

 

その授業は、金融について扱う授業。

そこでは、

お金の特集が組まれたテレビ番組を、

映像資料として使用して授業していました。

 

その映像は、

この現代で

まさに今、お金が流通されようとされている、

アフリカのとある部族にフォーカスしたものでした。

 

その部族は、狩猟・採集によって、

その日暮らしの生活を送っています。

人によって、取れる・取れないが当然ある訳ですが、

森の奥にあるその集落では、

皆で取り分を共有して暮らしているそう。

 

その集落の人にとっては、分け合うのは当たり前。

独り占めしても軽蔑されるし、

取り分を分けて偉そぶっても軽蔑される。

映像では、これを徹底的に横並びの社会と表現していましたね。

 

だからこそ、お金が流通しにくい社会でもある。

徹底的に横並びの社会は、経済格差が概念的に存在しない

言い換えれば、富を蓄積する概念がないのです。

 

きっとお金が流通する前はどこでもこうだったんです。

羨ましい世界ですね。

なんのしがらみもない。平和的な世の中じゃないですか。

欲望にまみれた現代社会がいかに生きにくいか、つくづく感じます。

 

ですが、幹線道路沿いの集落になると、その様相が大きく変わります。

その日暮らしだったはずの部族の者が、貨幣の使い方を知り、

それによって、長期的な生活を視野に入れはじめたのです。

 

映像のなかには、

自分が採集した木の実を集落の人に分ける前に、

その一部を外から来た商人に初めて売るという人が映されていました。

その集落に貨幣を流通させたのもその商人です。

 

それはそれは後ろめたそうな面持ちでした。

それもそうです。

今までの慣習を破ってまで、

自らの富を蓄えようとしているのですから。

 

その人は貯めたお金で、家族に便利な道具を買うと言っていました。

誰のためでもなく、集落全体で1つの利益だったはずなのに、

お金の登場により、個人の利益が優先になってしまい、

集落全体の利益は二の次になってしまったのですね。

 

今までは、集落の皆で共有しながらその日暮らしをしていたはずなのに。

 

貨幣の導入は、確かに便利で豊かな暮らしを実現しました。

しかし、導入された貨幣は、

人々が本来持っていた人間性も豊かにしたのでしょうか。

 

「何かを得るには、何かを犠牲にしなければならない」

なんて言葉をよく聞きます。 

 

私たち人間の暮らしも色々なものを犠牲にして、

発展してきたのでしょうね。

 

なんだか難しい哲学(?)ですね。

守備範囲の広さが仇になるという話

皆さんは10連休どう過ごしました?

私は10日間のうち9日バイトをしました。

正直、ブログを書く気力さえもなくしそうでした。

もとより、勉強のやる気は最初の3日で灰燼に帰しましたが。

 

たまには、フリーダムにだらだら思ったことを書くことにします。

(いつもフリーダムであることに、この時の筆者は気づく由もない。)

 

ここまでのほとんどが “持論展開” とかいう

訳の分からないカテゴリ付けをした記事ばかりだったので、

たまには趣味のことでも書いてやろうと

意気込んで書き始めてみるのですが、

どうもうまくまとまらないんですよね。

 

今までも何度か言っていますが、

私は自分自身が多趣味人間だと思っています。

浅く広く、時々深くというところでしょう。

 

その深い分野というのが、

いわゆる趣味にあたる部分だと思うのですが、

何せ1つのことについて語れないのがまた不思議。

 

なぜなんだろう。なんて考えていてもわかるはずもないですね。

とりあえず、紹介も兼ねて趣味ぐらいの深さにあるものをちょっと挙げてみますね。

 

ガンダム

仮面ライダー

ウルトラマン

スーパー戦隊シリーズ

・アニメ

・スポーツ

YouTube

・ラジオ

・料理

・城、史跡、名勝巡り

・ブログ

 

こんなとこですかね。

改めて書き出してみるとすごいですね。(笑)

このジャンルの振り幅。どうしてこうなったのか自分でも理解できません。

 

すぐに思いつくだけでも、これくらいですから、

おそらくはまだあるんじゃないかと思ってます。

こんなに手広くやってますから、

そりゃあ話が脱線するわけですよ。(笑)

 

引き出しが多いに越したことはないと思うのですが、

あまりに多いのも考えものですね。これからは自重します。(誰得)

 

さて、こうやってだらだら記事を書いていると、ふと頭をよぎることがあります。

それは、「趣味って詰まるところ、何なんだろう。」ということです。

 

例えば、ゲーム実況者なんてのは、

自分の趣味であるゲームを、

実況しながらプレイしている様子を投稿して、

それでお金を稼いでる訳ですよね。

 

つまり、趣味が飯の種になっているわけですよ。

 

そこまでなると、果たしてそれは本当に趣味と呼べるものなのでしょうか。

 

はたまた、私のように、あれやこれやと手を出している人も、

それら全てを趣味と呼んでいいものか、考えものです。

 

さらに言えば、旅行が趣味だと言う人だって、

そんな毎週・毎日のように旅行している訳でもないですよね。

アニメが趣味だと言う人は毎日観てる人だっているでしょうに。

 

うーん、趣味とそうでないものの線引きは難しいですね。

結局は本人の判断なのでしょうが。

 

おっといけない。

また訳の分からないカテゴリをつけるところでした。

結局、私は言葉の使い方に話が行き着くようですね。(笑)

それだけ日本語が難しいと思っているのもまた事実。

 

 そうなると、私の本当の趣味は「日本語を勉強する」ことなのかもしれませんね。

 

(…いったいこの人は何を言ってるんだろう。)

心中お察しします。私も同感です。

 

今日はこんなところで勘弁してください。(笑)

傍観者の戯言

本来であれば予約投稿するつもりの記事があったのですが、

今日は見送ることにします。というのも、少し気になることがありまして。

ふとTwitterを見ていると、何やら物騒な言葉がトレンド入り。

気になって検索していると、どうやら大阪で飛び降り自殺を図った人がいた模様。

 

この一連の流れで、私が気になったのは、

飛び降りの瞬間を収めた動画が何本も拡散されていること、

そして、それを見た人たちの反応です。

 

動画を投稿したツイートのリプ欄には、

「不謹慎です。やめてください。」

「よく撮影なんかできるな。」

というような批判が多く見受けられます。

 

その一方で、当該ツイートのRT・いいね の伸びはなかなかのもの。

 

批判的な考えを持つ人もいる一方で、

実際の状況がどうだったのか気になる人が、一定数存在することの証拠でしょう。

事実、私も調べてしまったうちの1人。

 

私は、そんな物々しい現場に出くわしたことがないので、

想像以外で話すことはできないのですが、

動画なり、写真なりを撮影している人を一方的に非難する人の心境が、

どうしても100%理解することができないのです。

さすがに私は現場にいても、そんなことをする度胸もないのですが。

 

撮影者全員に拡散の意図があるわけではないという、

推定無罪のような前提で話を進めていますが、

眼前の珍しい光景を撮影してしまうのは、ある意味自然なことだとは思いませんか?

 

決して、彼ら彼女らを弁護したいわけではありません。

しかしながら、私はただ頭ごなしに一方的に非難するのにも違和感を感じたのです。

 

自殺現場を撮影するなんて不謹慎だという考えにも大いに賛成です。

ただ、撮影者に悪意があったわけではなかったはずだ

ということも忘れてはいけないと思います。

 

その点、“自殺の撮影会” とも言えるような異様な光景に、

違和感を覚えることができた人も多くいたようです。

 

ただ現場に居合わせて、考えなしにカメラを向けた人たちと、

その光景の異様さに気づいて声を上げた人たち。

まるで、ストリートライブをたまたま見かけたギャラリーと、

その様子を批評するコメンテーターのような、

そんな関係に見えなくもないですね。

(この例えこそ不謹慎かもしれませんが、他意はないのでご容赦ください。)

 さらに言えば、それを拡散する人は、メディアといったところでしょうか。

 

この話題がこんなに持ち上がることは滅多にないでしょう。

数ヶ月前に私が住む近くでも飛び降りがありましたが、

ここまで大きな騒ぎにはなりませんでした。

まぁ、人口規模などが大きく違うので当たり前なのですが。

 

自殺どうこうという話になると、どうしても脳内を流れる歌があります。

それは、あいみょんの『生きていたんだよな』です。 

 


あいみょん - 生きていたんだよな 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 

 既にネット上では、この曲の歌詞を引用して、

カメラを向ける野次馬たちを批判する人も見受けられます。

 

あいみょんを敬愛する人間として、その行動は間違いだとここで言わせてほしい。

確かに、歌詞の中には自殺現場に群がる野次馬たちを、

皮肉を交えて表現する箇所があります。

しかし、その部分はあくまで情景描写であり、

あいみょんが伝えたいメッセージとは全く異なると思うのです。

 

この曲の真意はそんな野次馬たちを揶揄するところにはないと思います。

この曲は、飛び降り自殺を図った女子高生が一体何を思って飛んだのか、

それを推し量り、彼女なりに表現したものでしょう。

 

もし、今回のケースにおいて、あいみょんのこの曲を引用するなら、

すべきことは、野次馬の非難ではなく、

飛び降りした人の気持ちを推し量ることではないでしょうか。

 

この曲には、野次馬を非難する歌詞もなければ、

女子高生に同情したりするような歌詞もありません。

 

最近、コメントなどの一部のみが切り取られて報道されることに

不快感を示す芸能人も少なくないですが、

軽率に、不用意に、他人の言葉を借りるべきではないでしょう。

 

自分が思っていることは、自分の言葉で表現してなんぼです。

他人の言葉に逃げるのは、好ましい行為ではありません。

 

話が脱線してしまいましたが、

 

実際に現場に自分がいたらどの立場になるだろうか、というのを考えてみました。

 

今回の私はかなりややこしい立ち位置になるので、

少なくとも、前述のどれにも当てはまりそうもありません。

 

強いて名を付すとしても、単なる傍観者というところでしょう。

傍観者にしては、少々口を出しすぎている気もしますが。

まぁ、傍観者の戯言だと思って読んでください。

運とかいうゴミステ

さぁ新時代、令和になりましたね。

元号が変わるというだけなのに、世間はさながら年越しの様相です。

渋谷のスクランブル交差点はお祭り騒ぎでしたね。

 

そんなわけで、今回は新年にまつわる持論を展開してみようと思います。

(なお、新年は迎えていない。元号が変わっただけである。)

 

あ、ちなみにこれが記念すべき10回目の投稿です!!

————

 

皆さんは “占い” をどれだけ信じますか?

 

時と状況によりますが、

私は基本的にあまり信じません

 

信じる時というのは、

何かの勝負事の前とか、

何かしらの一大イベントがある前に、

験担ぎのつもりで信じてみたりします。

 

まぁ、心細いときは何かにすがりたくなるみたいな、そんな感じです。

 

さらに言えば、結果が悪いと信じません

当たり前です。

いい結果ならまだしも、悪い結果まで信じて何になるんでしょう。

 

と、占いにある種の嫌悪感を抱く私ですが、

こうなったのにも、いくつか思い当たる節があります。

 

1つには、私の誕生日が関係します。

 

こんな経験をしたことがある人はいませんか?

 

「この本では、この誕生日は○○座だけど、こっちを読むと△△座なんだよなぁ。」

「めざまし占いは何日~何日が何座かがわからないから、当てにならないじゃん。」

 

ズバリ、私がこれです。

そうなんですよ。

めざまし占いが信用ならないんですよ。(笑)

 

私が幼少の頃、「超星神グランセイザー」という、
星座をモチーフにした戦士たちが戦う特撮作品が放送されていました。

きっと皆さんは知らないと思いますが(笑)

 

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超星神グランセイザー 全12戦士

幼いながら薄々その事に勘づいていた当時の私は、

どの戦士を応援していいかわからずにいた事を覚えています。

 

そうやって、星座占いがあまり信用できない環境に

生まれながら存在した私ですが、

星座占いに限らず、占いを信じないのは、

そのせいだけではありません。

 

それは、

運は運以外の要素でどうにか補えると考えている

ということが関係します。

 

麻雀を例に説明しましょう。

と言っても、やらない人からしたら、全くわからないとは思いますが。

 

何度かやったことがある人にはわかると思いますが、

ぶっちゃけ、麻雀ってのは運ゲーです。

だって、いつ何の牌が手元に来るかわからないんですもの。

 

ただ、運ゲーなのにも関わらず、

麻雀にも強い人弱い人がいるわけです。

その違いを一言で表すことは難しいですが、

あえて言うなら、

場の流れを読むのが上手かどうかが大きく関係します。

配牌の流れから自分の手を変えて待ち牌を考えるのが、麻雀の定石です。

 

つまり、運ゲー運要素をできるかぎり薄めて

運ゲー自分の能力値・経験値を持ち込んで勝負するんです。

 

私は、実生活も同じだと思っています。

 

時としてうまくいかないこともありますが、

そういうときは、少しやり方を変えたりして、

麻雀で言えば、狙う役を変えたりして、

自分に有利な待ちを作っていこうと試行錯誤をします。 

 

そうすることで、運というステータスが

実生活にあまり関わらない

ゴミステ(ゴミ同然の役に立たないステータス)になるのです。

 

もし、どうしても流れに乗れないとなれば、

今度は、自分の損害をいかに最小限にするかを考えます。

ロンを打たないように、慎重に行動するのです。

 

もともと、リスクを冒すことがあまり好きではない私は、

この作業が結構好きです。

どうしたら自分が損をせずに済むか、

しょっぱくてもいいから、どうにか少しでも利益が出せないか、

それを考える時間が、ゲームの攻略法を考えているようで楽しく感じるのです。

 

当然ですが、

そんなことをせずに生活している人がほとんどだと思います。(笑)

 

でも、占いの結果だとか、ツキの良し悪しで一喜一憂する時間が、

私には非常に勿体なく感じるのです。 

 

それも含めて人生だと言われれば、私に反論の余地はありませんが、

それにとらわれず、自分の思い通りになるように

配牌の流れを読みながら生活するのも

また一興ではないでしょうか。

民度=○○?

民度がどうとかって最近よく聞きますが、

それっていったい何を示す尺度なんだろうって、

ふと思ったんです。

 

皆さんは、民度 って何を示してるものだと思いますか?

 

私には意味・定義がよくわからないので、

あえて辞書やネットで調べずに、

具体例から考えてみることにします。

 

・人がかろうじてすれ違えるほどしかない幅の歩道を自転車で通る

・自転車が車道の右側を走る

・人間が車道の左側を通る

・自転車は並走

・店の前で嘔吐

・夜道を複数人で大騒ぎ

・駐輪場がテトリス状態

・コンビニを駐輪場代わりにする

・他人の自転車のカゴにごみを捨てる

・車が水たまりをよけず、通行する人に水をかける

・夜道でやたらカップルがいちゃつく

・駐車場を車が爆走

・赤信号で動けない交差点に無理やり車を突っ込む

・店に無許可でストロボ撮影

 

さて、こんな人たちが住む場所の民度はどうでしょう?

もし、低いと思ったのであれば、私と同じ認識ですね。(嫌かもしれませんが。)

 

ここで挙げた一例は、私が体験、もしくは見聞きしたものです。

 

と、まぁこんな感じで 民度” についての認識を共有できたわけですが、

私には新たな疑問が噴出しました。

 

それは、民度 という言葉は、

人間に対して使うのか

地域・居住地に対して使うのか

という疑問です。

 

私は、先ほど例を列挙する際、

「こんな人たちが住む場所の民度

という表現を使いました。

つまり地域に対して使ったのです。

 

一方で、例示したような行動をとる人を見て、

民度低いな」

なんて口走ることはありませんか?

それはつまり人間に対して使ったということになります。

 

意味や定義が不明確な言葉は

使いやすいようで使いにくいですね。

 

この世の中、時代が移ろうにつれ、

新たな言葉も生み出されていきます。

そうして生み出された言葉は、

人が見様見真似で使うことで伝播し、普及します。

意味・定義より、使い方が先に伝播するのです。

 

"マジ卍" や "エモい" なんてのがいい例でしょう。

 

"民度も最近生まれた言葉でしょうね。

だから正しい使い方を知る人が少ないのです。

 

もちろん、正解が1つとは限りません。

この言葉は、どちらに使っても正しいのかもしれません。

 

ただ、どこかで聞いただけの言葉を

何も考えず、不用意に使ってしまうのもいかがなものでしょう。

 

自分は果たして本当に正しく日本語を使えているのか

自分は間違った日本語を使っていないか

 

そんなことを時々考え直してみるのも、いいのではないでしょうか。